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自走式破砕機 ガラパゴス

新機種導入で時代の先へ

 

兵庫県 株式会社石本建設

コンベアの上に取り付けられているのは強力な磁石で、粉砕後に金属類が吸い付けられることにより取り除かれる。

石本会長お墨付きの優秀なオペレーターは、難しい張石作業をPC130でスピーディにこなしている。

創業者であり会長の石本信夫氏。「人をやる気にさせるのがうまい」と社員から一目置かれる存在。

社長の石本明久氏。ガラパゴスの導入など、業務の幅をさらに広げようと意欲をみせる。

 

姫路市内のゴルフ場解体現場。
コンベアから出ているガラは道路のアスファルトの下に敷く
路盤材として再利用できる。

廃棄物を出さずに採算性アップ
ガラパゴス導入で現場の効率アップ

仕事の速さと正確さで大手ゼネコンをはじめクライアントから信頼を勝ち取っている石本建設。
以前から興味があったコマツの自走式破砕機・ガラパゴス導入により、現場の効率化と資源再利用に着手し始めた。

 

心配だった採算の問題をクリア

兵庫県西部の姫路市は播磨平野の中央に位置する県下第2位の商工業都市。白鷺城と呼ばれる世界遺産「姫路城」のある城下町である。2006年3月27日に家島町・夢前町・香寺町・安富町を編入した人口50万人を超える新「姫路市」が誕生する予定だ。

同市は山と海に囲まれ変化に富んだ地形であり、建設業者にとってはさまざまなニーズがある。石本建設も例外ではなく、重機の数や種類の豊富さを武器に道路工事や港湾工事、解体現場まで幅広い現場工事を大手ゼネコンから請け負っている。

最近導入した自走式破砕機のBR380JG(ガラパゴス)に関して、「ガラパゴスは当初、採算が合うかどうか心配でしたが、現在はその性能による効率のよさに満足しています」と話すのは代表取締役の石本明久氏。以前からこのシリーズのことは知っていたが、なかなか購入に至らなかった。その最大の理由はクラッシャー部分だったという。

「これからは再利用などの環境面に目を向けていかなければならないとは考えていたが、鉄筋などの異物を噛み込んだ時に詰まったり、トグルプレートが壊れたりすると工事が滞ってしまう。その点が油圧式のクラッシャー保護機構の採用で改善されてきたことにより購入を決めました」(石本明久氏)

油圧式のクラッシャー保護機構は、ロックシリンダーの収縮で異物を噛み込んだ時の衝撃を吸収する役目がある。さらにはクラッシャー出口のすきまを簡単に自動調節できることもあり、従来のシリーズより作業効率が格段にアップしているのだ。

取材した市内のゴルフ練習場解体現場ではガラパゴスがスムーズにガラを粉砕していた。鉄筋がかなり混ざっているものの、それによって機械が止まることもなく、きれいに磁力選別機で分別されている。ガラパゴスによる現場内破砕により、工程が減り作業効率が上がることに加え、有価物を出しても廃棄物は出さないクリーンさに現場での評判もいいようだ。

 

「人間と機械の限界追求」
努力が信頼を勝ち取る

公共工事が減少しているなか、生き残るためには何よりも信頼されることが必須。石本建設では「速い・安全・丈夫・安い」をモットーにしながら、そのなかで少ないながらもしっかりと利益を出すべくつねに挑戦している。

「機械で出来ることは何でもやる。性能の良い新型機械を使用し、それを操るオペレーターの腕には自信をもっています。機械も人間も出てきた結果に満足することなく、さらに成果を高めるために努力することが大切です。人間の限界と機械の限界の追求ですね。コマツの機械は耐久性が良い。新機購入の際は必ず同じ機械の他社製品と比較しますが、検討を重ねた結果、コマツを選んでいます。しかも40数台保有している機械のうち7割以上が排ガス二次規制をクリアしている機械です」(石本建設会長石本信夫氏)

石本建設は造成工事だけでなく、港湾工事など、海上での作業にも実績がある。揚土作業で通常1時間に10003m程のところを18003mもの作業量をこなして周囲を驚かせたこともあるという。それが可能なのも、さまざまな機械を乗りこなしてきた優秀なオペレーターがいるからこそであるという。

「つらい仕事が終わった後には従業員一同で海外旅行に行くなど福利厚生にも気を使っています」と語る会長からは社員をとても大切にしている様子がうかがえた。 「努力に限界はありません。安全かつ丈夫に素早く工事を終わらせることを今後も追求していきたいです。たとえ失敗しても、それを成功に変えていく。この点は一から始めたコマツさんとも共通していますね。これからも社員一丸となって、どんな現場にも対応できるようにしていきたいです」(石本信夫氏)