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自走式土質改良機 リテラ

第二東名の建設現場で実績を示す
自走式土質改良機・リテラ

広鉱技建株式会社

姫田 代表取締役

使用機種の紹介

BZ210の写真BZ210

投入口は前方に傾斜しているので、積込機から見やすく投入も容易だ。

原料土のベルトコンベアは、最大150m³/hとハイスピードで定量供給できる。

リテラを使用するのは今回が3現場目。

排出シュートを装着し粉塵の飛散を低減している。

2年前、自走式土質改良機・リテラを導入した広鉱技建。当初、期待と不安のなかで採用したリテラ土質改良工法も、試行錯誤を重ね、いまでは今後の業務拡大の中軸を担うまでの存在となっている。現在、導入後3つ目の現場となる第二東名で活躍するその実力とは。

発注側の”ご指名“でリテラ土質改良工法を採用

静岡駅から西に15kmほど入った静岡市の山中に、第二東名高速道路の静岡第四トンネル工事の現場がある。現在の東名高速は1日の利用車両数が約41万台にも達し、全国の高速道路の中でダントツ。そのためしばしば渋滞を引き起こし、新たな高速道の建設が待望されている。その期待にこたえ、建設されているのが第二東名だ。

静岡第四トンネル工事(元請/大林組・若築建設JV)で改良工事を担当しているのが、姫路市に本社を持つ広鉱技建株式会社である。

現場で目を引くのは、2台の自走式土質改良機・リテラが活躍していることだ。この現場は基本的にはトンネル工事だが、リテラが活躍しているのは、トンネルとトンネルの間の土盛り工事。掘削した土砂にセメントを混合して土質改良し、最終的には3万m³の改良処理を予定している。

リテラを導入するきっかけを、広鉱技建の森永良平工事部長はこう説明する。

「2年ほど前に、道路公団の方から、リテラを使った土質改良方式を採用したいとご提案いただきました。しかしそれまで、私たちは土質改良機を使ったことがなかったので、正直なところ、この機械で均一に混ざるのかな、という不安がありました。導入直後は試行錯誤の連続。マシンの調整に手間取りましたね」

当時は、1日あたり180m³の土質改良が求められていたが、40〜50m³くらいしかこなせなかったという。しかし、軌道に乗ってからは順調で、この2年間に13万m³の土質改良実績を上げている。

今後もリテラを主軸に営業拡大目指す

広鉱技建は、新日本製鐵(当初は富士製鉄)の関連会社として昭和27年に設立され、鉄鋼スラグの製造販売において、つねに関連技術の開発を手がけており、技術水準には定評があった。独自の技術試験室を設立当初から設けていたのも特徴的だ。

「建設省時代から、当社の技術レベルには高い評価をいただいており、広鉱技建の試験データなら信用できる、というお墨付きをいただいたこともあります」(姫田昌孝代表取締役)

それだけに、自社の工事品質には厳しい目を向けている。だが、土質改良の品質保持は、そう簡単ではない。たとえば、土質によって土粒子の成分、含水量などが違うため、固化材の種類、添加量を変えなければならない。その調整経験を数多くこなし、それらをデータベース化しておくことではじめて、要求強度を保った土質に改良し、供給できるのだ。

「リテラの特徴は、混合能力が非常に高いことだ」と森永部長は説明してくれる。従来工法では固化材撒布・混合には熟練のオペレータが必要であったが、リテラは対象土を投入するだけで改良土が生産できるため、作業が容易になった。積込み要員とオペレータの2人だけで済み、人件費は半分以下に抑えることができ、また混合効率がよいので少ないセメント添加量で済み、材料費も軽減できる。

「今後も当社はリテラを投入する仕事を増やす方針です。具体的には、下水道工事から排出されるヘドロの改良、汚染土壌の固化、道路工事です。リテラを主軸に据えた工事をぜひとも獲得していきたいですね」(姫田代表取締役)