稼動事例 - 現場で出た廃棄物をその現場内でリサイクル

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移動式スクリーン

災害現場に貢献

愛媛県西条市 藤岡建設株式会社

瀬戸内海に面した今治市のLPG備蓄トンネル建設現場。
BM883FやPC300などが活躍する。

コマツの技術力に絶大な信頼を寄せる藤岡氏。

分類された土砂は埋立のほか、路盤材などに活用される。

大量に発生する土砂をBM883Fが効率よくふるい分ける。

中山川での実演会では多数の関係者らが集まった。

現場分別リサイクル工法が
河川の治水事業を変える!

平成16年、台風21号により甚大な被害を被った愛媛県・中山川。

その復旧工事に尽力したのが、リサイクル事業で高い評価を受けている藤岡建設株式会社だ。モービルクラッシャー・自走式スクリーンを次々と導入し、治水工事や埋立事業で実績を重ねている。

 

激甚災害の復旧に新たな工法で貢献

平成16年、愛媛県を台風21号が直撃。激甚災害の指定を受けた。とりわけ被害が甚大だったのが中山川だ。

藤岡建設は愛媛県治水対策協働モデル工事を受注して、中山川の治水事業に着手。昨年末から破砕にBR550JG、ふるい分けにBM883FとBM653Fという組み合わせで作業に着手した。これは愛媛県のモデル事業となり、今年2月14日には自治体やゼネコンなどからおよそ150名を集めて実演会を行った。

これまでの治水事業では、河川の土砂や流木をダンプでプラントまで運んでいた。しかしモービルクラッシャーの導入により、現場で破砕・リサイクルが可能となり、プラントまでの輸送が不要になる。災害時には迅速な復旧が可能になるほか、コストと環境負荷の低減にも大きな効果がある。

「また、需要のある場所へプラントごと移動することで、事業の範囲や幅も広がります。おかげさまで技術力を評価していただき、現在では四国各地や広島県からも治水事業の依頼があります」(同社代表取締役の藤岡一貴氏、以下同)

 

試行錯誤を重ね過酷な現場に挑む

同社の技術は治水事業のみならず注目と期待を集めている。

愛媛県今治市ではLPGガスの国家備蓄プロジェクトにより、巨大な備蓄トンネルが建設されている。

この現場に参入して、藤岡建設は大量に発生した土砂を、モービルクラッシャー・BM883Fで選別。一部が瀬戸内海の埋立造成地へと送り込まれている。 当初は土砂の選別は困難を極めたが、さまざまな現場で実績のあるBM883Fを導入したところ、選別能力が高く、高い評価を受けている。 「コマツは研究開発にとても力を入れている。それが製品の技術や能力を確実に高めています。環境部門では実績もあり、安心して導入ができます」

 

「捨てない土木」を提案できる企業に

藤岡建設の本来の分野は土木事業。しまなみ海道などの大型プロジェクトにも携わってきた。しかし土木事業は見直しが進み、売上は減少の一途を辿っている。そこで同社では環境事業に新たな活路を見出した。ハード面では平成11年にBR210JGを導入。その能力を評価し、リサイクル関連の重機を次々と導入した。

現在、同社の事業はやや土木部門のウエイトが高いものの、リサイクル部門の成長は著しいものがあるという。

「リサイクル事業は高い技術と品質が求められます。弊社ではそれらを土木事業にもフィードバックさせています。コマツとともに”捨てない土木“をキーワードに、これからも現場循環型工法を推進してきます」

社員ひとりひとりが高い知識と意識を持ち、発注側へ提案できる会社。それを藤岡氏は目指し、また実践しつつある。