稼動事例 - 現場で出た廃棄物をその現場内でリサイクル

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移動式スクリーン

工法と機械で事業拡大

静岡県(現場) 愛知県岡崎市(本社) 
株式会社竹内組

e2-セパレーション工法採用事例(クリックで拡大表示)

環境問題に強い関心をもち、安全性と効率のアップに取り組む代表取締役の竹内氏。

次々と投入されるガラをBR380JGが破砕していく。

「この現場では常時35人が働いているので、機械の故障が怖い。その点現在のシステムには満足している」という小黒氏。

改良済みの土は養生した後、
BM883Fで40mm未満・40〜100mm・100mmオーバーの3段階にふるい分けられる。

不法投棄による廃棄物混合土を現場でリサイクル

静岡県某市に長年の間、不法投棄が続いていた沢があった。
そこが大規模な開発工事により、一大住宅地に生まれ変わりつつある。
その現場でコマツのe2―セパレーション工法を独自に改良し、高効率の稼働を見せている。

 

汚染された土壌を効率的に改良

現在、開発が進むかつての沢には、ありとあらゆる産業廃棄物が不法に投棄されていた。そのため土壌改良がこのプロジェクトではとても重要になっている。

現場は複数の工区に分かれており、それぞれ異なる業者が担当している。そのなかで圧倒的な作業効率の良さで一目置かれているのが、愛知県岡崎市に本社を構える株式会社竹内組だ。

一昨年12月に工事を開始したが、翌月には現場にコマツのe2-セパレーション工法による自走式プラントを構築。1日100〜150m3の処理量を最高500〜600m3までアップさせた。

そのシステムは粗選別で廃棄物を除去した後、1〜4の順序で改良土及びサイズごとに分別される。

  1. 除去した土砂をBZ210で改良土にする。
  2. 排出された改良土をBM883Fで40mm以上と以下にふるい分ける。
  3. 340mm以下をBM545Sで再度ふるい分ける。
  4. 440mm以上はBR380JGで破砕する。(右図参照)

途中には風力選別機や磁力選別機も設置。さらに手選別の工程もある。また100mmを超えるコンクリートガラはBM883Fからそのまま排出し、再びラインで処理できるよう破砕の工程へ回すのである。

 

他社が苦労するなか順調に工事を進行

この現場は工期が短いうえ、近隣が住宅地のため午後5時以降や休日には作業ができない。そのため高い作業効率が求められる、いわば“業者泣かせ”の現場だ。

「弊社はもともと解体が専門で、以前からコマツのガラパゴスを活用していました。この現場を担当することになったときは、ほかの工区を担当していた業者がコマツ製ではない重機を使って苦労していると聞きました。そこで我々はまずコマツに相談したわけです」(現場責任者の小黒幸司氏)

導入にあたってまずコマツがシステムを提案。連日、改良や打ち合わせを繰り返した。今回の現場は広さもさることながら、もっとも深いところは地下10m以上の土砂を掘り返す。またさまざまな廃棄物が混じっており、量的にも質的にもとても過酷な作業だ。

 

それまでの実績で導入を即決

「現場で処理している土砂は、当初見込んでいた量の倍はあります。しかし重機に関しては消耗品のスクリーンこそ交換していますが、故障らしい故障はありません」

そう語るのは代表取締役の竹内光一氏。竹内組はこの現場を担当するまで、土質改良工事の経験がなかった。しかし思い切ったシステム導入により、ほかの業者を大幅に上回る結果を残している。

「もともとガラパゴスでコマツ製品の良さはわかっていました。今回導入したシステムも、レンタルで試したところ効果が見込めたので、すぐに購入しました。実際には予想以上の活躍です。BM883Fをここまで酷使した業者さんはまずいないでしょうね」(竹内氏)

今後はほかの工区の造成も始まり、竹内組には入札を予定しているゼネコン各社から見積もりの依頼が来ているという。また自動車関連など多くの工場を抱える愛知・静岡エリアでは、工場の閉鎖・縮小などでこうした土壌改良のニーズが増えつつある。竹内組の自走式プラントもさらに活躍の場が広がりそうだ。