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驚きの燃料費低減となめらかな操作感

2台のPC200ハイブリッドが活躍する袖ケ浦の現場。
2台のPC200ハイブリッドが活躍する袖ケ浦の現場。

「最初のうちはパワーが足りないかとも思いましたが、先入観からくる思い込みでした」

株式会社大倉千葉支店で実際にPC200ハイブリッドを操縦するオペレーター永戸三朗さんの第一印象だ。

「超低速回転から動き始めるので操作がなめらかで体への負担も減りました」

それ以上に永戸さんを驚かせたのが燃費効率のよさ。

「他メーカーの同クラス機に乗っていたときは、2日に1回は給油していました。ところがPC200ハイブリッドに乗り換えてからは、まったく同じ作業をしていても4〜5日に1回の給油で済んでしまいます。燃料補給の回数が少なくなった分、移動と給油にかかる時間を節約でき、作業効率が格段に上がりました」

これまで長い間建機を動かしてきた永戸さんだが、燃費のことまで意識することはほとんどなかったという。

「ハイブリッド機に乗るようになって、稼働コストについても考えるようになり、機械の動かし方ひとつで会社に貢献できるんだと感じています」(永戸さん)

いち早く環境問題に取り組んできた先進企業

永戸さんが働くのは、千葉県袖ケ浦市、東京湾に面した大倉千葉支店の現場。首都圏から建設現場の掘削土などが運び込まれ、それらは各地の埋め立て用の土としてリサイクルされている。

トラックが目の前に停車すると、PC200ハイブリッドは仮置きされた建設発生土を豪快に荷台に載せ、バケットで器用に整えていく。トラックはその土を近くの港に運び船に積む。作業の基本はその繰り返しだ。

2台のPC200ハイブリッドが活躍する袖ケ浦の現場。
「同業に知り合いがたくさんいるので、いろいろなところで
ハイブリッドを勧めているんですよ」と永戸さん。

通常、建設現場から発生した土はトラックで運ばれることが多いのだが、大倉では自社で海運のネットワークを構築しており、船による海上輸送を行っている。一度に大量輸送することによりCO2の削減に貢献している。業界ではいち早く環境問題に取り組んできた先進企業なのだ。

「建設発生土の有効利用とCO2排出の低減にはかねてより取り組んでいるので、環境性能の高いハイブリッド建機の導入は、ごく自然な流れでした」

千葉支店次長・山下克俊氏は言う。とはいえ、すべての作業でPC200ハイブリッドの特性を生かせるわけではない。大倉の場合もそう。

「袖ケ浦の現場は軽負荷作業が多く、旋回の角度も小さいため、本来、旋回によって電気を生み出すハイブリッドシステムを有効に活用できる作業ではありません。燃費効率についてはあまり期待はしていませんでしたが、少しでもCO2排出の低減につながればと思い、導入しました」(山下氏)

ところが効果は前述の通り。トラックの待ち時間が多いため、ハイブリッドの特徴のひとつであるアイドリング時の超低速回転が有効に働き、CO2排出と燃費の低減に大きく貢献できているようだ。

変わりつつある土木・建設業の環境意識

「これまでモクモクと排気ガスを出しながら仕事してきた自分たちが、CO2削減に関わるなんて想像もしていませんでした。価値観が変わりましたね」という永戸さんの言葉が示すように、土木・建設業界全体の意識は変わりつつある。

地球温暖化、資源循環、石油枯渇の問題など、環境問題は今やあらゆる業界に関わる課題だ。不況の影響や自動車のハイブリッドブームも重なり、ハイブリッド建機の導入は今後広がっていくことだろう。

「街中の現場でPC200ハイブリッドに乗って、土木・建設業に対する世間の見方を変えていきたい」と、うれしそうに語っていた永戸氏の言葉が印象的だった。業界の「チェンジ」をPC200ハイブリッドが牽引していこうとしている。