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1日中稼働する現場では何より低燃費が求められる

谷口社長
「導入を決めた理由の一つは原油高。燃料費に対して
かなりシビアになっていた時期でした」と谷口社長。

「私自身、技術畑の出身なので、世界に先駆けたハイブリッド建機の最先端技術のすごさはよくわかりました」

株式会社トシマの代表取締役社長・谷口寿保氏は、PC200ハイブリッドを購入した理由をこう語ってくれた。

ここ、千葉県佐倉市の先崎地区の現場では、PC200が2台、PC200ハイブリッドが2台、建設発生土を利用した田面のかさ上げ工事で稼働している。2種類のマシンがほぼ同じ条件下で1日フル稼働する現場は決して多くない。しかも土をトラックから降ろして田んぼに入れる作業では、大きな旋回動作が繰り返される。ハイブリッド建機の燃費効果を計るには絶好の現場だ。

「もちろん、ハイブリッド建機の導入を決めたのは私の趣味だけではありません。佐倉の現場では建機は朝から夕方まで動き続けていますから、燃費がいいことが機種選びの必須条件。PC200ハイブリッドはまさにベストマッチだったんです」(谷口社長)

事実、この現場でPC200ハイブリッド2台が稼働して8ヶ月、平均25%ほどの燃料費削減効果が出ているそうだ。

建設業界で注目されるコマツのハイブリッド技術

実際にPC200ハイブリッドを操作している渡辺正博さんは、使い心地も悪くないという。

「従来機に比べてエンジン音が小さいので身体への負担は減りました。パワーの出方は、慣れれば問題ありません」

低燃費で操作性も問題ない。トシマでは当然、他の現場での導入も考えているが、ハイブリッドの広がりは社内だけにとどまりそうにない。

まだ数少ないハイブリッド建機の導入事例ということで、同社にはクライアントとなる大手ゼネコンからの問い合わせが増えているという。

「どんな企業でも、環境問題の取り組みは当たり前になっています。ところが建設現場レベルでは、具体的な環境対策にまで踏み込めていないのが現状。大手ゼネコンが環境問題に本気で取り組めば、企業のコストダウンと環境配慮を同時に図ることのできるハイブリッド建機は、爆発的に普及するかもしれませんね」(谷口社長)

今、コマツのハイブリッド技術は建設業界全体の注目を集めているのだ。

トラックと田んぼの間で何度も旋回を繰り返し、ひんぱんにエネルギーを回生している。 オペレーターの渡辺さん
トラックと田んぼの間で何度も旋回を繰り返し、
ひんぱんにエネルギーを回生している。
オペレーターの渡辺さん。

大きな期待から寄せられるさらに大きな要望

最後に谷口氏は、元技術者らしい要望を語ってくれた。

「このハイブリッドを将来的にはもっと発電効率のよいシステムにレベルアップしてほしいですね。欲をいえば、アイドリング・レベルなら電気だけで動くとか、運転席の屋根に太陽光パネルを搭載するとか。もし実現できればすごくおもしろいと思うんですけど(笑)」

建設現場で使って、ゼネコンや一般の人に見てもらうことこそ、ハイブリッドの一番の宣伝だと言う谷口社長のアイデアは尽きない。本格普及に向けて動き出したばかりのPC200ハイブリッドにとって、谷口社長の要望は厳しすぎるかもしれない。しかしそれは、世界初のハイブリッド建機を完成させたコマツの技術力に対する大きな期待にも感じ取れた。

世界的なマラソンランナーとして活躍した、有森裕子さんや高橋尚子さんが練習で走り続けた佐倉のサイクリングロードを背に、静かに動き続ける2台のPC200ハイブリッド。それらもまた、世界に向かって走り出そうとしているように見えてきた。