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静岡県中西部に8ヵ所の産業廃棄物中間処理工場を展開する株式会社リサイクルクリーン。道路清掃のボランティアなども積極的に行っている地域密着の環境先進企業では、コマツのハイブリッド油圧ショベルHB205が、現場での環境保全と社員の意識向上に一役買っている。

ボランティアの道路清掃で社員の意識に変化が

「私たちが地域の環境問題に取り組むのは、地域への感謝の気持ちからなんです」

こう語るのは、リサイクルクリーンの藤城太郎代表取締役。産業廃棄物処理施設では騒音や臭いは避けられないし、公道で車両を使うので事故の危険性もある。「地域にいろいろ迷惑をかけていますが、それでも土地と道路を使って仕事をさせてもらっている。そのことへの感謝は忘れてはいけないと思っています」

そこで身近な環境への取り組みとして、リサイクルクリーンでは工場から半径2km内の道路清掃を各工場で年に2回以上行っている。基本は社員によるボランティアで、会社が出すのは弁当だけ。それでも他工場や営業所から参加する社員もいるほど、しっかりと根付いている。

この清掃活動は地域住民に感謝されるだけでなく、社員自身にも変化をもたらしているという。いままでは気にならなかった道路のごみも、せっかく自分で清掃した道路だと思えば黙っていられない。自分も捨てないようにしようと思うはずだ。そんな空気が社員の間に生まれてきている。「特に20代の若い社員が環境を考えるようになると、子どもの教育にいい影響を与えるはずです。未来につながっていく活動ですよね」と、藤城氏は期待を込めていう。磐田工場では近所の公園の清掃管理も依頼され、やはり社員がボランティアで定期的に清掃を始めたそうだ。

HB205の驚異的な燃費が省燃費に対する考えを変えた

本業に対しても、環境対策は徹底されている。各工場で廃棄物のリサイクル率向上をめざすのはもちろん、営業車にハイブリッド車を使ったり、環境にやさしい廃食用油を利用したBDF(バイオディーゼル燃料)のごみ収集車を導入したりと、さまざまな取り組みを行っている。

コマツのHB205にも、発売時から当然注目していたという。導入したのは、広大な敷地でコンクリートガラの受け入れを行っている磐田工場だ。旋回作業が多い現場では、燃費の面で大きな効果を上げている。

代表取締役社長 藤城太郎 氏
代表取締役社長 藤城太郎 氏

「びっくりですね。いままで2日に1回だった給油が、同じ作業をしているのに週1回になったんですよ」と驚きを隠さないのは、磐田工場の麻生武志工場長。さらに、「HB205のおかげでオペレータが燃費を意識するようになり、他の機械でもどうすれば省燃費になるのか操作を工夫するようになりました」。社員の意識改革という意味でもハイブリッド導入の効果は大きかったようだ。

一般の関心の高さも予想以上だったと藤城氏はいう。

「ホームページでハイブリッド建機を使っていることを紹介したら、一般のお客様からの反応が大きくて驚きました。『建設機械にもハイブリッドがあるんだ』というメールをいくつかいただきました」

もちろん企業イメージアップのためだけにHB205を導入したわけではないが、ハイブリッドの導入が結果的に効果的な企業PRにつながっているようだ。環境配慮に積極的な企業として、地域住民や行政との信頼関係を大切にする。こういったさまざまな取り組みにより、今後の事業展開も結局はやりやすくなるはずだと期待している。

モチベーションゆえの問題も社員の自主性で解決を模索

「コマツは製品自体が丈夫なうえ、メンテナンスも迅速だし、KOMTRAXで機械の状況がリアルタイムにわかるので助かっています」と語ってくれた袋井工場の佐藤千公工場長は現在40歳。最初に工場長に抜擢されたのは35歳で、現在は最新設備をそなえた袋井工場を任されている。

このような年齢にとらわれない適材適所もリサイクルクリーンの特徴だ。だから社員のモチベーションも高いのだが、それゆえの問題も起こっているという。工場・営業所が増えたことで各拠点のオペレーションに違いが生じてしまったのだ。マニュアルはあるのだが、各社員がマニュアル以上にがんばって工夫するので、書類の書き方など細かい部分が工場によって違ってしまう。そこで2010年から、全社員が2週間ずつ交代で他工場に行って自分たちのやり方と比べ、その成果を持ち寄ってよりよい方法を探すという研修方法を導入している。他工場の様子を肌で感じることで、さらに業務の効率化や全社の和が深まることも期待できる取り組みだ。

これは藤城氏が毎年提起し、全社で取り組んでいる社内活性化プロジェクトの一つだが、今年からはプロジェクトの提案自体も部門長会議にゆだねているという。現場に任せ、責任をもたせるのがリサイクルクリーン流の人の育て方だ。「社員教育に終わりはありませんから」という藤城氏は、320人の社員全員に目を配っている。

リサイクルクリーンでは、仕事もボランティアもすべてが環境保護と人材育成につながっているようだ。HB205の存在も、しっかりとその一端を担っている。

佐藤千公工場長袋井工場
佐藤千公工場長が率いる袋井工場は広大な面積と最新の設備を有する