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業界動向

建設ICTとは

建設工事の調査、設計、施工、監督、検査、維持管理という生産工程において、GPS、無線LAN、インターネット、PHS、パソコンなどの情報通信技術を使って各工程から得られる電子情報を活用して高効率・高精度の施工を行い、そして施工工程で得られた電子情報を他の工程に使うことで、生産工程全体の生産性の向上や品質の確保等を図るシステムです。
例えば、ブルドーザやグレーダーの排土板をGNSS(汎地球測位航法衛星システム)やトータルステーションを利用して自動制御することにより、オペレーターの操作を簡素化することができます。
※ICT「Information and Communications Technology」

※調査・設計・施工・維持管理・修繕の一連の建設精算システムにおいて、コンピュータや通信技術などを導入し、効率化・高度化など生産性向上に寄与する情報通信技術を「建設ICT」という。

今なぜ建設ICTなのか

欧米の土木施工では情報化施工が大きく進んでおり、ドイツでは7年前から、スウェーデンでは10年前から情報化施工が導入され、検査監督業務の大幅な効率化を実現、米国ではグレーダーの30%にMCが搭載されているといます(国交省調べ)。
この動向を踏まえ国土交通省では直轄工事で情報化施工を積極的に導入する方針を決めて、C~Dランクの小規模工事でも2012年までに全工事を情報化施工の対象工事にする予定です。
情報化施工の告知は、平成19年5月に発表された『ICTが変える、私たちの暮らし~国土交通分野イノベーション推進大綱~』において、小さく発表された施策ですが、土木・建設業界に与える影響には、極めて大きなものがあると思います。中部地整の施策発表の中でも『土木技術の歴史における真のイノベーションとは「人力土工から機械土工への変化」だったが、「機械施工から情報化施工」は2つ目のイノベーションになる』と説明しています。
KOMTRAXなどから得られる建設機械の記録・情報を活用することにより、施工や検査の品質が向上し、検査の頻度も少なくなるなど、施工側の作業も軽減されます。トータルでみると、発注者・受注者間で、計り知れないメリットがあるといえるでしょう。公共工事を取り囲む社会環境は、激変しています。地球温暖化や社会資本の補修・維持管理費の増大、団塊世代の熟練者が大量退職することなどを背景に、環境対策や品質確保、合わせて生産性の向上を果たさなければなりません。そして何より、施工現場で働く皆さんの安全確保が重要です。これらの課題を解決し、未来を切り拓くために、建設ICT・情報化施工は不可欠です。

建設ICT動向

iB

iBはコマツの登録商標です。コマツの情報化施工に関係する商品またはサービスを象徴するもので、「先進的で高精度」という思いが込められています。iとBの文字は、力強く正確に自動制御されるブレードやガイダンス表示されるバケットのイメージです。左下から伸びるアーチは、地球や衛星の軌道と白抜きでGNSS衛星を表現しています。