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SAISEKIコラム 品質管理

製造工程の単位水量測定 徐々に取り込み進む
首都圏、阪神が先行

 国交省やJRなどが発注する物件、あるいは一部の民間建築などでもコンクリートの打設現場で単位水量が測られるようになっているが、生コンの製造工程で単位水量を測る工場も徐々に増えている。特に高強度コンクリートの割合が相対的に高い首都圏、阪神地区などで広がりがみられる。また生コンの品質管理監査の「望ましい項目」に加えられたことを契機に製造工程で定期的な検査を始めたというケースもある。ただ地区によって取り組み方に濃淡もみられる。製造工程における測定方法は一様ではないが、首都圏や近畿圏では高周波加熱法(電子レンジ法)の割合が比較的高く、その他の地区ではエアメーター法が多い。
  主に都道府県庁所在地に位置する生コン工場に聞き取りをした範囲では、製造工程で何らかのかたちで継続して単位水量を測定している生コン工場が4割前後を占める。ただ、その取り組み方、測定の頻度などは様々。高強度コンクリートの出荷が多い東京都下の生コン工場の中には、高強度・高性能コンクリートと普通コンクリートの2通りに分けて社内規格に取り込んで測定しているという工場もある。普通コンクリートの測定頻度は日に1回。首都圏ではそのほかにも標準化して毎日測定している工場もあり、また「不定期だが、測定頻度は最低週1回」(横浜市の生コン工場)など、工程での測定が比較的普及してきている。測定方法は高周波加熱法が比較的多いが、一部ではエアメーター法なども採用され、その相関性のデータを収集しているというケースもある。
  大阪、神戸は全国でも最も早くにコンクリートの打設現場での単位水量測定が始まった地域で、当時からの高周波加熱法の流れが現在も続いている。「大臣認定の高強度コンクリート以外の普通コンクリートでも1日1回以上測定」(大阪市)、「1日1回は測っている」(神戸市)など、生コンの製造工程での検査も広まっている。阪神地区のほか奈良市内などにも社内規格に取り込んで週1回以上測定している工場もあり、そのほか京都、滋賀、和歌山などでも「現場で測定するときに工場でも測る」というパターンが一般化している。「月に10〜20回」(大津市)など頻度は比較的高い。
  そのほか東北、北陸などは国交省地方整備局が他の地区よりも早く単位水量の測定に取り組んだという背景もあって、生コン工場の工程での測定も比較的進んでいる。「標準化まではしていないが、多いときは週に3〜4回、平均すると週に1回くらい測っている」(秋田市の生コンメーカー)、「日に1〜2回測定」(山形市)、「週に2回くらい」(福島市)、「週に1回」(金沢市)など、比較的高い頻度で測る工場が出てきている。「月に1回」(新潟市)、「不定期」(富山市)などの工場もあるが、相対的には工程での検査の取り込みは進んでいるといえる。東北、北陸は現場での測定にも代行料金を設定して対応しているケースが多い。
  中国、四国、九州でも「生コン品質管理監査の項目に入ったので標準化して毎日測る様になった」(鳥取市)、「今年に入ってから1日1回工程検査のときに単位水量も測っている」(高知市)、「定期的ではないが、週に1回くらい測定している」(熊本市)というような動きがみられる。ただ、関東、近畿や東北、北陸などと比較すると工程での測定の浸透度はまだ低いもようだ。東海の各県からは「(単位水量を)測る現場が少ない」という声が一様に聞かれ、肯定での測定も進んでいない。

出典:コンクリート工業新聞 2005年3月3日

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