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歩道に7号砕石〜透水性舗装に有効利用/日本砕石協会関東地方本部
技術を開放し普及促進

 日本砕石協会関東地方本部(織戸保四郎本部長)は2日、5ミリアンダー副産物を有効利用した新しい舗装工法「7号砕石主体の歩道用透水性舗装」(以下、透水性舗装)を開発したと発表した。7号砕石が6号砕石に代わって歩道の舗装用に利用できるようになれば、原石消費量が減るため原石山の可採年数延長を図れるうえ、砕砂製造に要するエネルギー消費量の節約も期待でき、砕石各社は経営収支を大きく改善することが可能だ。

 歩道表面に排水機能を持たせるような舗装としては、東京都が指定している開粒度アスファルト混合物U型(通称、開粒U型)などがあり、6号砕石が使用されている。
 今回の透水性舗装は路床まで水が浸透する透水機能を有しているため、ヒートアイランド現象や雨水の涵養に効果が大きい。さらに、6号砕石の代わりに粒度の細かい7号砕石を使用していることから、舗装表面の凹凸が小さくなっており、高齢者や車いす、ハイヒールの女性なども安心して歩行できる。施工費用は開粒U型などと同程度に抑えられる。歩道用としているが、重量のあるトラックなどを除けば、車両が走行しても強度的に問題はない。
 7号砕石は15年ほど前までは、下層路盤材向けの需要が多い売れ筋商品だったが、近年のリサイクル意識の高まりから、首都圏では現在、下層路盤材向けは100%RC材仕様に切り替わっている。しかし、砕石各社では特定サイズの製品だけを製造することが物理的に不可能であり、原石から製造する過程で6号と7号は同量できてくる。6号砕石は生コン向けなどに安定した需要があるが、7号砕石は需要が少なく大量に余ってしまい、費用とエネルギーをかけて砕砂に加工するなどしか販路がなかった。
 7号砕石を利用する案は以前からあり、道路会社などが実験を行ったこともあったが、プレヒータの温度管理が難しいことから実用化には至っていなかった。
 そこで同地本が04、05両年度に関東経済産業局の補助事業を活用して、日本道路などの協力を得ながら、奥多摩工業で実験を続けてきた。同地本ではあえて特許などは取得せず、技術を開放し、透水性舗装の普及を図りたいとしている。

出典:アグリゲイト 2006年8月14日

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