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SAISEKIコラム 品質管理

土木学会/施工後品質で性能評価、3WGの活動成果を報告

 土木学会の構造物表面のコンクリート品質と耐久性能検証システム研究小委員会(岸利治委員長)は委員会報告をまとめ、23日に東京・四谷の土木学会講堂で成果報告会を開く。 施工後のコンクリート構造物の品質確認は現在、設計・施工時のプロセス検査で行われている。しかし、コンクリートの表層品質が要求性能に達していないため、ひび割れが早期に発生するなどの不具合も少なくはない。また、高強度コンクリートや膨張コンクリート、自己充てんコンクリートなどの耐久性向上性能技術・材料の開発が進み、不具合への対策が取りやすくなっているが、施工後のコンクリート構造物の品質評価に問題があり、コスト面でのメリットが見出せずに採用されにくい。これらの背景を踏まえ、施工後のコンクリートの品質で耐久性能を評価するシステム構築を目指し、05年9月に小委員会が発足した。
 同小委員会は、品質評価ワーキンググループ(WG)、耐久性能評価WG、品質検査システムWGの3つのWGで構成。品質評価WGは、構造物の耐久性能評価を目的に、表層(かぶり)品質評価に係わる非破壊・微破壊・破壊検査技術を整理し、既存検査技術を用いてかぶり品質評価を検証した。耐久性能評価WGは、評価した品質をもとに、耐久性を予測する技術の現状整理と課題抽出、検査で得たかぶり品質を入力とした耐久性評価の検討などを行った。その中では欧州の概念である耐久性指標「Durability Indicator」(表層の透気係数・透水係数・拡散係数など)を用いた劣化予測モデルも取り上げている。品質評価WGは、構造物の施工・竣工時における各発注機関の品質に係わる管理・保障・契約体制の現状と変遷を調査。国土交通省や高速道路各社、鉄道施設の品質検査システムの現状をまとめた。また、品質評価WG、耐久性能評価WGで整理した最新の検査技術を活かし、構造物に係わる品質保証システムの将来像を検討した。
 成果報告会では、滋賀県の信楽高原鉄道第一大戸川橋梁の調査研究結果をメインに発表する。施工後約53年が経過した同橋梁に対して非破壊試験による現地調査と、本設橋の橋台部分および現地曝露されている試験桁からコアを採取した分析を行った。試験分析項目はリバウンドハンマー試験やトレント法による表面透気試験、表面透水試験、中性化深さ測定、促進中性化試験など実施。合わせて現代の実規模PC桁試験体や塩害により撤去されたPC桁、RC高架橋高欄壁、新設RCボックスカルバートなどの構造物も同様の調査を実施し、リバウンドハンマー試験と表面透気試験の結果を相互比較した。その結果、第一大戸川橋梁に使用されているコンクリートはその他の構造物と比較して反発度も高く、透気係数も優れており物質移動抵抗性の高い良質なコンクリートが使用されていることが確認されたことなどを報告する。

出典:コンクリート工業新聞 2008年4月17日

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