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石灰石鉱業大会/協会内に骨材研究会/データの収集を強化

5月12―13日に開かれた石灰石鉱業大会で特別企画『石灰石骨材とコンクリート』が行われた。講演に先立って、三菱マテリアルの小野直樹氏が、企画の趣旨を説明。また、石灰石鉱業協会の資源対策委員会内に「コンクリート骨材研究会」を立ち上げ、石灰石骨材を用いたコンクリートのデータ収集を強化していくことを明らかにした。
太平洋セメントの伊輿田紀夫氏は「JISA5005(砕石JIS)コンクリート用砕石及び砕砂の改訂について」の題で講演した。伊輿田氏は3月30日に公示された砕石JIS改正に向け、同協会に設置されたJIS素案作成ワーキンググループ(WG)と日本砕石協会内で組織された原案作成委員会の経緯を説明。JIS素案WGの調査によると、2005年度の石灰石骨材の流通量3450万トンのうち、半分が遠方から海送されていた。海送される石灰石骨材の半分以上にあたる840万トンは首都圏向けに供給されている。また、WGでは石灰石骨材の微粒分量の実態を調査した。山元で1%以内に製造されている石灰石骨材は船積み段階で約1.5%、東京湾岸で荷揚げされると2―2.5%になっていた。今後の石灰石骨材のさらなる拡大には、製造・流通工程の明確化、コンプライアンス、安定供給体制の確立などを課題とした。また、太平洋セメントの坂下雅文氏が石灰石骨材を用いたコンクリートの特性について説明した。
全国生コンクリート工業組合連合会の吉兼亨氏が「生コンから見た石灰石骨材」の題で講演した。生コン製造には加工工程が全くなく、製品の容積約70%を占める骨材の品質が生コンの品質を支配的に左右すること、骨材業者が生産した後のベルトコンベア、ストックヤードですでに粒度が分離していることなどを紹介し、この対策を求めた。乾燥収縮問題について、全生工組連の調査を公表した上で、測定頻度、試験誤差のほか、コスト問題に言及した。
清水建設技術研究所の橋田浩氏が「ゼネコン側から見た石灰石骨材」の題で講演。石灰石骨材のメリット、デメリットを挙げた。生コン業界に向けて「生コンの全国組織を使って、協組共販体制に乾燥収縮に明確な価格差があれば、ゼネコンもいい製品を使わざるを得なくなるので、価格問題は解決するのではないか。また、協組別で製造するコンクリートの種別を分けてもらえれば、ゼネコンも利用しやすくなる」と提案した。


出典:コンクリート工業新聞 2009年5月21日

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