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乾燥収縮問題で議論/第36回全国砕石技術大会(松山)で討論会を開催/砕石は収縮抑制に効果

「砕石はセメントペーストが収縮するのを抑える働きを持つ」。10月6日に松山市で開催された第36回全国砕石技術大会のパネルディスカッション「コンクリートのひび割れと乾燥収縮問題」の中で、学会側のパネラーが骨材の持つ収縮抑制効果に言及した。その一方、「骨材自体も収縮することは事実であり、そこを認めることが乾燥収縮問題解決の出発点」とした上で議論が交わされ、関連業界が協力して合理性がある手法を見いだすことが必要だとの結論に達した。その際、砕石側としてデータの開示を行うとともに、骨材の粒形改善など乾燥収縮抑制への努力を行ってほしいとの要望があった。

合理性ある手法確立を/問題解決で産学の意見一致

討論会では▽データの開示▽グレーゾーン(800m近辺)の骨材の取り扱い▽骨材の品質によるランク分け-などをテーマに議論が交わされた。このうち、砕石側からは対象となる工場数が多いグレーゾーンの骨材の取り扱いをどうするのかについて「一歩間違えれば死活問題につながりかねない」と懸念の声が集中。これに対し、学会側は骨材自体の収縮を測る試験方法がまだ標準化されていないことに加え、乾燥収縮には他の材料や施工などによる影響や試験の誤差などもあるため、「現時点で具体的な結論を出すことはできないが、いずれにしても骨材だけの対応では解決しない問題」とし、最終的には生コン・セメント・骨材・ゼネコンなど関連業界が協力してどういう手法が経済的で合理性があり、性能を担保できるのかをよく考えていく必要があるとした。そのためには「骨材側のデータ開示や粒形改善などの努力も必要」とし協力を求めた。
また、ランク分けについては、将来的には必要としながらも、実施には慎重な議論や関連業界の理解が必要との認識で一致した。
このほか、砕石側が「(業界組織は)財政基盤が弱く、独自に研究し論文を発表するなどの理論武装ができないため、今回のような問題に対してはどうしても後手に回る」ことに苦慮していると説明。これに対し、学会側から「大学・ゼネコン・生コンなどと共同研究を行うべき。それにより他業界の意見やニーズを吸い上げることもでき、メリットも大きい」と一つの解決策を提案する一幕もあった。

JCI収縮検討委 3月に最終報告会

また、討論会にパネラーとして参加した十河茂幸氏(株式会社大林組技術研究所副所長)は自身が委員長を務める社団法人日本コンクリート工学協会の「コンクリートの収縮問題検討委員会」の最終報告会を来年3月に都内で開催し、コンクリートの収縮のあるべきすがたを示す考えを明らかにした。その一方で、「それで収縮問題が解決できるわけではない」とし、同委員会終了後も何らかの形で乾燥収縮問題への取り組みを継続していく考えを明らかにした。

出典:日本砕石新聞 2009年10月15日

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