KOMATSU
経営・技術イノベーションコマツ・ソリューション鉱山採石テクノロジ業界情報インフォメーション耳寄りリンク集

HOME > 業界情報 > SAISEKIコラム
業界情報
SAISEKIコラム 砂

中国、3月から川砂禁輸 〜代替材の主役は砕砂〜

 中国政府は3月1日から天然砂、硅砂と石英砂の輸出を禁止する。5日に商務部のホームページに掲載した。中国は昨年、5月1日からの禁輸を発表していたが、地元の砂採取業者らの反発もあり、「現地の(砂)採取業者が新たな経営資源を作る機関を設ける」(商務部)として、禁輸実施を延期していた。今回の発表によると、台湾、香港、マカオは対象から除外されており、これらを経由して日本に輸入される可能性もある。ただ、コストがかなり高くなるとみられており、価格競争力の低下は避けられない見通しだ。
  財務省貿易統計によると、昨年(1-11月)に日本へ輸入された川砂の数量は前年同期比23.7%減の262万4千トンと大幅に減少していた。特に使用量の多かった関西地区の減少が著しい。大阪、和歌山税関では、6月以降の輸入川砂の数量は前年の約半分となっている。
  関西地区では九州産海砂、石灰石砕砂、砕砂、スラグ砂など代替材への転換が進んでおり、材料変更の手続きに時間を要する大臣認定品を除けば、出荷停止には至らない見込みだ。ただ、今後の見通しも決して安泰ではない。関西地区向けに海砂を供給している福岡県が昨年12月に県内の海砂採取許可枠を年間550万m3から400万m3に縮小、今年から適用された。福岡県内の昨年の採取量は369万m3で、供給余力がないことや、福岡県以外の海砂供給地である長崎県も海砂採取枠を縮小していることから、九州の海砂も供給余力は小さい。石灰石砕砂もフル生産状態が続いており、早急な対応は難しそうだ。今回の代替材は砕砂がメインになるとみられるが、その供給可能数量も多くはない。今後、関西地区の細骨材が逼迫するかは、生コン出荷量の増減にかかっている。また、需給の逼迫で価格も上昇する公算が高い。現在、関西の細骨材の価格主導権は海砂が持っているといわれる。その海砂が値上げされれば、他の細骨材も追随するのは必至だ。
  一方、首都圏の輸入基地となっている川崎税関の輸入量(1-11月)は前年同期比6.7%減の47万千トンと関西地区に比べ減少幅が小さく、生コン工場への影響が懸念される。

出典:コンクリート工業新聞 2007年1月11日

このページのトップへ

採石コラム記事一覧業界情報インデックス

Copyright (C) 2007 Komatsu Ltd. All rights reserved. ご利用上の注意 | お問い合わせ | サイトマップ
HOME