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SAISEKIコラム 砂

3月から輸出禁止に/中国砂の代替材は砕砂が中心

 いよいよ中国産の天然砂の輸出が3月1日から禁止される。中国商務部が1月5日にホームページに掲載したことで明らかになった。今後、代替材として砕砂の需要増が期待される。

 中国砂については、中国政府が昨年3月に「資源と環境の保護を目的に5月1日から輸出を禁止する」と突如発表、日本でも関西地区などの砂輸入業者や生コン工場が対応に追われたが、その後、中国国内の関係企業への周知が十分でなかったため、「新たな経営経路を創出する時間を与える」とし、輸出禁止時期を延期する措置がとられていた。そのような中、中国商務部は昨年12月14日付で今年3月1日から「硅砂および石英砂」と「その他の天然砂」の輸出を禁止すると公告した。
 中国砂は、ピーク時(2000年)に646万7000トン輸入されたが、ここ数年は生コン、コンクリート二次製品向けを中心に300万トン台後半で推移し、主に瀬戸内海の海砂採取禁止に伴う海砂の代替材として大阪湾岸で使用されてきた。しかし昨年の輸出禁止措置の発表以降、ユーザー側が中国砂から九州産の海砂や石灰石砕砂、砕砂、スラグ細骨材などへの転換を進めてきたため、輸入量が大幅に減少している。財務省の貿易統計によると、今年度上期(4-9月)の中国砂の輸入量は前年同期比32.0%減の123万3000トンで、前年同期の三分の二となっている。
 その一方、代替材として使用され、今後期待される砕砂・石灰石砕砂の出荷量は増加傾向にある。経済産業省の「砕石統計四半期報」によると、今年度上期の砕砂の出荷量は全国で前年同期比1.9%増の1654万1000トンとなり、2年連続で増加した。このうち、中国砂の主要使用地である近畿地区(前年同期比6.4%増の204万4000トン)や、大阪湾岸に砕砂を出荷している九州地区(同14.5%増の191万1000トン)では、全国を上回る伸びを示している。
また、近畿砕石協同組合によると、「組合員の砕砂の出荷量は前年と比べて2割程度伸びている」といい、地元では砕砂の需要増がより顕著に現れている。
 今回の発表で中国砂から代替材への切り替えが加速するが、海砂は採取規制の進展で採取量が減少傾向にあり、スラグ砂はもともと生産量が少ないうえに供給地域が限られてくるため、砕砂への切り替えを中心に進展しそうだ。

出典:日本砕石新聞 2007年1月15日

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