KOMATSU
経営・技術イノベーションコマツ・ソリューション鉱山採石テクノロジ業界情報インフォメーション耳寄りリンク集

HOME > 業界情報 > SAISEKIコラム
業界情報
SAISEKIコラム リサイクル

国土交通省が木くずリサイクル促進 〜千葉県モデルに行動計画〜

 国土交通省は13日、千葉県における建設発生木材(木くず)のリサイクル促進計画を策定した。木くずの再資源化率が全国的に低水準にあるうえ、千葉県で木材チップが自然発火する事故が起きるなど不適正処理が顕在化していることに対応したもので、同県をモデルにリサイクルの促進を図ることにした。木くずの不適正処理防止対策を強化するとともに、マテリアルリサイクルを促進し、さらにサーマルリサイクルを拡大するとしている。
  木くずは02年5月に完全施行された建設リサイクル法における特定建設廃棄物に位置づけられているが、その再資源化率(02年度実績)は61%にとどまり、コンクリート塊(98%)、アスファルトコンクリート塊(99%)に比べ低水準となっている。また、木くずは不法投棄が32万トンと多く、堆積された木材チップによる火事なども起きている。
  今回策定されたリサイクル促進行動計画によると、千葉県では02年度、県外から持ち込まれたものを含めて25.5万トンの木くずが処理され、そのうち破砕施設を経由してリサイクルされた量は20.2万トンだった。再資源化率は79%と全国平均より高いものの、不法投棄量も3.6万トン(全国31.8万トン)と多いのが現状だ。その堆積量は15万トンにのぼるという。
  同県内における処理量は10年度には45.4万トンと02年度比80%増えると予測。このうち40.1万トンをリサイクルし再資源化率を88%に高めることを目標として定めた。このため、新たなリサイクル先の確保が必要とされる。
  現在の木材チップの利用先は燃料が最も多く11万トンで、そのほか、パーティクルボード4万トン、堆肥1万トン、製紙1万トンなど。今後、これらの用途での利用量を増やすとともに、10年度には新たな利用先を18万トン分確保する計画だ。
  このため、木造建築物の分別解体の徹底を図るとともに、木材チップの製品化技術の向上、品質基準の策定を進める方針だ。また、木材チップの需要量拡大を図る考えで、マテリアルリサイクルを繰り返したうえで最終的にはサーマルリサイクルを行うことを基本とする、としている。
  その一例として、富山県で排出される木くずの多くが、近県のセメント工場でサーマルリサイクルされていることを紹介している。この行動計画が具体化されるとともに、セメント工場への利用要請が増えることが予想される。

出典:セメント新聞 2005年10月24日

このページのトップへ

採石コラム記事一覧業界情報インデックス

Copyright (C) 2005 Komatsu Ltd. All rights reserved. ご利用上の注意 | お問い合わせ | サイトマップ
HOME