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SAISEKIコラム リサイクル

廃棄物・副産物使用量は過去最高の2959万トン 〜05年度実績 セメント協会集計〜
原単位400kg維持、燃料代替の伸び鈍化

 2005年度のセメント業界における廃棄物・副産物使用量は2959万トンで前年度に比べ2・8%増加した。過去最高だった04年度の実績を上回り記録を更新した。またセメントトン当たり使用料(原単位)は400キログラムとなり、業界の努力目標を達成した04年度(401キログラム)の水準を維持した。ただ、各社が力を入れている廃プラなど燃料代替の伸びが鈍化してきた。他業界でも使用が増えているため受け入れ拡大のための対策が必要となっている。

 セメント協会が各社の廃棄物・副産物使用量を集計した。昨年度の使用量を種類別に見ると、石炭灰が3.6%増の719万トンと着実に増えているほか、建設発生土が210万トンと23.9%増えた。02年度は27万トンに過ぎなかったが、処理要請が多く、各社が受け入れ設備を整備するとともに急増してきた。
 原料用としてはこのほか、副産石こう271万トン(5.2%増)、非鉄鋼滓等132万トン(1.0%増)、燃えがら(石炭灰除く)・ばいじん119万トン(7.1%増)などが増えた。その半面、汚泥・スラッジ253万トン(6.2%減)、鋳物砂60万トン(1.0%減)と減少した。最も量が多い高炉スラグは921万トン(0.2%減)と、かつての1200万~1300万トンに比べて大幅に減少している。高炉セメントの需要減や粘土代替用が石炭灰などに置き換わってきたことによる。
 燃料用では、木くず34万トンで11.5%増、廃プラスチック30万トンで6.7%増、廃油22万トンで2.3%増となったが、廃タイヤは19万トンで12.2%減少した。廃タイヤは00年度の32万トンをピークに減少が続いている。
 廃棄物等の使用量は、セメント生産量が激減した1997、98年度に減少したが、その後は生産量の減少のなかでも増え続けた。02年度は高炉スラグの大幅減により減少したものの、03年度から再び増加し、04年度は過去最高を記録している。昨年度はセメント生産増もあって記録を更新した。
 一方原単位は、10年前の95年度は257キログラムだったが、00年度332キログラムと増え、04年度には401キログラムに達した。経産省の提言を受けてセメント業界は、10年度に400キログラムとする努力目標をかかげているが、6年前倒しで達成。05年度も維持した。
 ただ今後は、代替可能な粘土分の大半を廃棄物等に置き換えている工場が多く、さらなる原単位増加は難しくなっている。このため、廃プラ、木くずなど燃料系廃棄物の増量対策が焦点となり、石炭、重油などの価格高騰もあって、各社はその受け入れ拡大に力を入れている。
 その増量は進んできたものの、他業界でも発電用などに廃棄物を使用するケースが増えてきた。このため、廃プラや木くずなどをさらに大量に集めることが難しくなりつつあるのが現状で、その対策が必要とされている。

出典:セメント新聞 2006年6月26日

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