KOMATSU
経営・技術イノベーションコマツ・ソリューション鉱山採石テクノロジ業界情報インフォメーション耳寄りリンク集

HOME > 業界情報 > SAISEKIコラム
業界情報
SAISEKIコラム リサイクル

中国経産局が副産物の有効利用で報告書〜産学連携で用地開発、廃掃法の見直しにも言及〜

 経済産業省中国経済産業局はこのほど、「岩石資源及び副産物を利用した新規事業・リサイクル促進のための市場及び事業環境調査」報告書をまとめた。報告書では、近年、岩石資源および岩石副産物(石粉・脱水ケーキ)の有効利用が社会的に求められているとした上で、副産物の有効活用を図るためには「大学やプラントメーカーを巻き込んだ組織を作って副産物の用途開発を行い、行政や使用者などに有効活用の重要性を訴えていくことが必要だ」と提言。また脱水ケーキを廃掃法の『汚泥』から適用除外することの必要性についても言及している。

 近年、岩石資源および岩石副産物(石粉・脱水ケーキ)の有効利用についての社会的ニーズが高まっている。特に中国地区では、瀬戸内海における海砂採取が全面禁止になってから、代替材として砕砂や加工砂(真砂土)の生産が増加しており、他地区と比べて石粉・脱水ケーキなどの副産物の発生量が多くなっている。
  このような状況を受け、中国局は、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の観点に立ち、採石業や岩石副産物の現状を把握し、副産物の有効利用についての課題や法規制・事例なども踏まえ、副産物の有効利用に関する今後の方向性を示すため調査を行い、このほど報告書にまとめた。
  報告書は大きく「現状と課題」「今後の方向性」の2章に分けられている。
  このうち、「現状と課題」では、砕石業者や機械メーカーなどに行ったヒアリングやアンケートの調査結果などをもとに、砕石業の経営環境や副産物の実態に関する現状を紹介し,それらの課題を整理・分析。また法規制と行政機関の対応についてもまとめている。
  一方、「今後の方向性」では、岩石副産物の有効利用の可能性のある(1)盛土・再生路盤材(2)緑化材料(3)瀬戸内海修復用材料(4)工業用(フィラー材料など)(5)農業・園芸用(園芸用培土・苗床など)−などの分野における現状と課題、今後の対応策を紹介。また、副産物の発生量と需要量を推計し、副産物の潜在需要や市場規模についても考察している。
  報告書では最後に、今後の用途開発の方策についても触れている。その中で、「(用途開発は)個別企業の取り組みには限界があるため、大学やプラントメーカーなどを巻き込んでコンソーシアム(共同事業体・協議会などの意)などの組織体を形成し、国などの行政機関の支援制度を活用しつつ副産物の用途開発を行い、自治体や使用者などに有効活用の重要性を訴えていくことが必要である」と提言。
  また、有効利用の推進には「脱水ケーキを廃掃法の『汚泥』から除外するよう検討していく必要がある」と現行の法規制の見直しについても言及している。
  この報告書は中国局のホームページ
  (http://www.chugoku.meti.go.jp/topics/kougyo/h18fy3rsystem.htm)で公開している。

出典:日本砕石新聞 2007年4月15日

このページのトップへ

採石コラム記事一覧業界情報インデックス

Copyright (C) 2007 Komatsu Ltd. All rights reserved. ご利用上の注意 | お問い合わせ | サイトマップ
HOME