KOMATSU
経営・技術イノベーションコマツ・ソリューション鉱山採石テクノロジ業界情報インフォメーション耳寄りリンク集

HOME > 業界情報 > SAISEKIコラム
業界情報
SAISEKIコラム リサイクル

東京協組/再生骨材コンで調査報告〜「利用拡大が必要」供給・規格の整備進む

 東京地区生コンクリート協同組合・技術委員会がまとめた再生骨材使用コンクリート(再生コン)に関する調査報告書によると、再生骨材工場は首都圏で「予想以上に多く散在」しており、ゼネコンの要請を受けて「複数の生コン工場が再生コンの供給体制を構築」している。再生コンの出荷数量は、同協組の総出荷の0.1%にも満たず一般化にはほど遠い状況だが、社会的要請である循環型社会への貢献を背景に、需要は増加するとみている。コストは普通骨材使用より高くなると想定されている。
  再生コンは昨年度の同委員会の研究テーマの1つ。組合員に対するアンケートや再生骨材工場の現地調査に基づき再生骨材の品質、再生コン製造上の留意点、コスト差などをまとめた。
  同協組の再生コンの出荷数量は02〜05年度の4年で8338m3。再生骨材はL、M、H各クラスが使われていた。解体材から取り出した再生骨材の吸水率は、粗骨材5.0%前後、細骨材10%程度。高度処理を行ったものは粗骨材2.3%、細骨材6.5%前後で、「生産工程技術レベルが高い」と報告した。
  報告書では、リサイクルが緊急の課題であり再生骨材、再生コンの「利用拡大が必要」と言明。再生骨材JISの整備で「リサイクルの可能性が大きく広がっている」と今後の需要増加を示唆した。また、大都市圏への供給や投資を考慮すると、再生コンの製造は「生コンプラントと再生骨材工場が隣接していることが望ましい」とした。
  同委員会は「超高強度コンクリートへの対応」と題した技術資料を作成した。呼び強度80N/mm2以上の超高強度コンクリートの製造実績がある組合員工場から、製造管理手法などの情報を収集、データ化したもので、製造実績がない組合員工場のスムーズな対応を図ることなどが狙い。同資料は四月の生コン技術大会で発表されている。
  調査内容は超高強度を製造する際の材料の選定、調合、単位水量、単位粗骨材量、単位混和剤量など。組合員65工場のうち、製造実績がある19工場から回答があった。
  調査結果から、超高強度は水和熱抑制のため、単位水量と単位セメント量の両方を抑える必要があるとしている。品質管理上の留意点として、表面水率と混和剤量の管理を挙げ、練り上がり時のフレッシュ性状を確保することで、荷卸時の品質を確保する必要があるとしている。
  同協組の過去3年の超高強度出荷実績は、03年度が3780m3だったのに対して、04年度は8730m3で前年比235.4%、05年度は8330m3で同95.4%と、04年度を境に、2倍以上の伸びを示していることが分かった。
  同資料では「製造管理手法は、従来の方法を一新したものではないが、技術者が真摯に取り組まなければ達成できない」とした上で、細骨材表面水の安定化対策やミキサ負荷電力とスランプフローの関係把握などに留意し、「製造・納入の安定化に努めなければならない」とまとめている。

出典:コンクリート工業新聞 2007年6月14日

このページのトップへ

採石コラム記事一覧業界情報インデックス

Copyright (C) 2007 Komatsu Ltd. All rights reserved. ご利用上の注意 | お問い合わせ | サイトマップ
HOME