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砕石粉がJIS化へ 〜工場の製造実態踏まえ作成

 砕石業界の課題の一つである、砕石・砕砂の乾式製造工程で副産される石粉の有効利用が大きく進展する可能性が出てきた。これは「TRA0015JIS化原案作成委員会」(委員長=日本大学教授・友澤史紀氏)が検討を続けてきた「コンクリート用砕石粉」のJIS化原案がこのほどまとまり、近く経済産業省に提出されることになったためだ。

 石粉は、砕石業界で年間1200万トン発生していると言われているものの、画期的な有効利用の方法がないため、この活用方法の開発が業界課題にあげられている。
 そのような中、(社)日本砕石協会は「石粉」の有効活用を図るため、2006年にJIS化原案作成委員会を設置し、原案作成委員会で検討が続けられてきたが、このほどJIS化原案がまとまり、今年度内にもJIS化される見込みとなった。
 この成案の下地となったのは、日本コンクリート工学協会の「コンクリートへのリサイクル資源活用技術の標準化に関する調査研究委員会」が作成し、02年に公表した「標準情報TR・A0015」(コンクリート用砕石粉)。
 このTRをもとに原案作成委員会で検討を進め、「工場の管理実態に近い内容」(辻幸和・JIS化原案作成小委員長)としてJIS化原案を作成したという。
 成案では、これまで呼び方が曖昧となっていた「石粉」(岩石を乾式で砕石および砕砂に製造する際に副産されるもの)と「砕石粉」(石粉を原料とし必要に応じて分級または粒度調整などを行って製造されるもの)についての文言の定義付けを行った。
 また、砕石粉の品質は▽湿分1.0%以下▽密度2.5グラム/立方センチ▽フロー値比90%以上▽活性度指数(材齢28日)60%以上▽150マイクロメートルふるい残分5%以下-とし、TR時に規定されていた「メチレンブルー吸着量」は工場の製造実態に合わないことから品質項目から削除した。
 会見で辻小委員長は、「砕石粉は生コンなどの細骨材の一部として使用することを想定して原案を作成したが、規格ができることで用途はいろいろなものに広がっていく可能性がある」と有効活用の広がりに期待を寄せた。

出典:日本砕石新聞 2008年3月30日

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