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植栽コンクリート工業会 様々な分野に対応
現地発生土の活用も

 植栽コンクリート工業会(太平洋セメント・セメントカンパニー技術営業部内、電話03-6226-9074)は環境にやさしいポーラスコンクリートをベースにした緑化システムを河川護岸、道路法面、駐車場、屋上など様々な分野にわたって提供している。
  グリーンハーモニーBPは河川用大型ポーラスコンクリートブロックだ。最大の特徴は国土交通省土木研究所の研究結果(第二十七回日本緑化工学会「ポーラスコンクリート平板の形状と植物生育の関係」)に基づいた冠水時に土砂の堆積しやすい表面形状を採用している点。このため連続空隙に培土・種子を充填し、早期緑化を目指す場合や現地発生土を覆土して植生の自然復元を目指す場合など、表面形状と培土・種子の充填技術を組み合わせることで、多様なニーズに応えることが可能になった。
  グリーンハーモニーBPは、(1)景観デザインに優れ、河川護岸にマッチしている(2)冠水時に土砂が堆積しやすく、ポーラスコンクリートなので安定した緑化が期待できる(3)土砂が安定して堆積することで景観を損なうことがない。
  現場にあわせて、多様な対応が可能だ。 寸法・形状は995×995mmで、断面厚が120mmのBP120(参考質量216kg)、150mmのBP150(同270kg、200mmのBP200(同360kg)の3タイプがある。
  一方で同工業会はポーラスコンクリートの空隙にあらかじめ種子や培土を充填した構造の商品も従来から提供してきた。このタイプは地盤に設置するだけでコンクリート表面から植物が発芽・生育する。また、保水性、保肥性に優れ、アルカリ塩類の緩衝作用を備えた特殊な培土を充填することで、植物の生育環境を長期間維持できる。グリーンハーモニーシリーズを中心に、河川やダム、道路や公園、観光地、砂防などに幅広く採用されている。優れた浸食防止効果と緑化機能を兼ね備えており、いままで浸食が激しく緑化が困難であった場所でも適用が可能だ。
  グリーンハーモニーシリーズには、河川用大型植栽コンクリートの「グリーンハーモニー」、急勾配用大型植栽コンクリートの「グリーンハーモニーSS」、河川用大型植栽コンクリート・全層ポーラス型の「グリーンハーモニーAP」がある。
  グリーンハーモニーはポーラスコンクリートと普通コンクリートを一体化した河川用大型植栽ブロックだ。
  個々のブロックをプレートで連結するため、強固に堤体を保護する。
  部分的に背面まで貫通したポーラスコンクリート層があるため、植物の根が堤体に張り出し、より永続的な緑化が可能になる。また、あらかじめ、種子、培土が充填されているため覆土を必要としない。従って覆土型ブロックのような表土の流出がない。
  ポーラスコンクリートによって、背面からの吸い出し防止効果もある。
  グリーンハーモニーSSは五分勾配で自立する急勾配対応型の大型植栽積みブロックだ。種子があらかじめ充填されているので設置するだけで壁面全体の緑化が可能。表面にはスリット模様が刻まれているので、生育初期の植物の流出が抑えられる。
  中詰め部に現地発生土を充填することで、ポーラスコンクリートから中詰め部に植物の根が張り出すため、より永続的な緑化が可能になる。中詰め土は表面に露出しないので、水位の上昇に伴う洗掘のおそれがない。
  表面パネルの形状は、開口付きタイプ、下部に口が開いた魚巣タイプ、玉石、鉄平石等の自然石タイプなど、豊富なバリエーションがある。
  グリーンハーモニーAPは全層ポーラスコンクリートの河川用大型植栽ブロックだ。
  個々のブロックは専用金具(サークルジョイント)で連結されるので堤体形状にフレキシブルに対応できる。
  あらかじめ種子、培土が充填されているため、覆土を必要としない。従って、覆土型ブロックのような表土の流出がない。
  全層がポーラスコンクリートであるため、植物の根がより速やかに堤体へ張り出し、永続的な緑化が可能になる。同時に背面からの吸い出し防止効果がある。

屋上、駐車場の緑化も

 以上、グリーンハーモニーシリーズについて紹介したが、これらのグリーンハーモニーシリーズ以外にも法枠中詰めブロック、舗装用植栽コンクリートの「グリーンクラスター」などがある。
  法枠中詰めブロックは法枠内に設置することで、法枠内の土砂の流出を抑えつつ法枠内の緑化を可能にする。
  緩効性肥料を混入した培養土の上に設置するので、ブロックを貫通した植物に養分が供給され、植生の維持に効果を発揮する。
  施工は既成法枠、新設法枠を問わず可能。法枠の形状に応じて様々なサイズがある。
  法面のほか、道路中央分離帯や屋上などの緑化にも使用できる。
  グリーンクラスターは車両の乗り入れが可能な植栽舗装ブロックだ。表面の凹凸構造によりタイヤの路圧から芝草の根を保護する。あらかじめ種子、培土が充填されているため、施工完了後に植物が発芽、生育する。
  早期に交通開放が必要な場合は、あらかじめ芝草が育成されたブロックを出荷することも可能である。
  アンカーピンを使用することで緩やかな法面にも使用できる。

出典:コンクリート工業新聞 2005年9月15日

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