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羽田空港再拡張工事の土砂価格が決まる〜運転手の確保に懸念広がる〜

 羽田空港再拡張工事の土砂搬入価格交渉が先週末までに妥結した。ただ、妥結した価格は生産業者が求めていた価格よりも大幅に低くなったため、生産業者の中からは「運転手が集まらないのではないか」との懸念が出ている。土砂の価格交渉は再拡張工事のJVと千葉砂生産業者らが求める価格に開きがあり、難航していた。
  拡張工事の工期は約30か月と短期間で、輸送力はこれまでの約2倍が必要とされる。現在、生産業者が確保できている運転手は「(必要人数の)10分の1に満たない」(生産業者)と言われており、輸送逼迫が予想されている。生産業者は全国からダンプ運転手の確保に動いているものの、納入価格が要求額に比べ大幅に低くなったため、当初の予定だった地方の運転手確保が難しくなった。地方のダンプ運転手を確保するには宿舎などを準備しなければならず、既存ダンプ運転手よりも費用が高くなるため、生産業者は運転手の確保策の練り直しが迫られている。万が一、地方の出稼ぎ運転手が集まらない場合には、逼迫が常態化し、輸送運賃が高騰する可能性が高い。そうなれば、生コン工場への影響は避けなれなさそうだ。
  羽田工事で使用される土砂はシルト分5%以下、10%以下、20%以下の3品目。このうち、最初に出荷される5%以下(約300万m3)、10%以下(約900万m3)がサンドコンパクション、サンドマット用途で出荷される。残りはシルト分20%以下(2400万m3)。生産業者はスケールメリットの効果で利益を捻出し、この分を輸送費用に充当する予定だ。
  一方、生コン向けの値上げは今秋までにディーゼル車排出ガス規制開始時に打ち出した目標価格トン当たり300円が浸透してそうだ。ただ、目標価格が得られても、根本的な問題である輸送不足が解決しないため「生コン工場に迷惑をかける可能性がある」(同)という。

出典:コンクリート工業新聞 2007年5月24日

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