KOMATSU
経営・技術イノベーションコマツ・ソリューション鉱山採石テクノロジ業界情報インフォメーション耳寄りリンク集

HOME > 業界情報 > SAISEKIコラム
業界情報
SAISEKIコラム その他

4つの重点方針推進〜テーマ反映した講演/第67回石灰石鉱業大会

 本日はご多用中のところ、第67回石灰石鉱業大会に全国から多数の方々にご参加頂き、誠に有難うございます。当協会が常日頃円滑に運営できますのは、ひとえに会員各社のご協力と経済産業省をはじめ関係各位のご指導、ご支援の賜物と厚く感謝申し上げる次第であります。
 わが国の経済は住宅投資の落ち込み、エネルギー・原材料価格高の影響などから景気が減速し、先行きに不透明感が大きくなってきております。石灰石業界はこのような中、民間需要中心の緩やかな回復基調が続くと予想されますが、反面、原価の上昇は避けられない状況であります。
 このような経済情勢下、当協会といたしましては、本年度も従前に引続き四項目の重点方針を掲げ、様々な課題に積極的に取り組んで参る所存であります。
 先ずは、保安の確保についてであります。
 平成19年(暦年)の石灰石鉱山における災害発生状況は、り災者数12名と、最近3年間の17名に比較して5名減少となっております。しかしながら、1名の尊い命が失われ、5年連続死亡災害発生となり、誠に憂慮すべき状況にあります。
 保安の向上に近道はなく、継続的な対策を積み上げる努力が必要です。会員各鉱山におかれましては、ゼロ災害を達成のため、リスクマネジメントシステムを推進し、災害リスクの低減を図るとともに、保安の基本である保安教育の徹底など、あらゆる対策を行い、保安の確保に万全を尽くされますようお願い申し上げます。
 第2に環境と調和した資源開発についてであります。
 資源の乏しい我が国において、石灰石は唯一といってよい長期的に自給可能な鉱物資源でありますが、この豊富な石灰石資源もいずれ終掘の時期を迎える事となり、永続的に安定供給するためには新鉱床の開発も不可欠となってきます。我々石灰石業界の生産活動におきましては、鉱公害の未然防止はもとより、景観保護や動植物の生態系保護及び地球温暖化防止といった地球的レベルでの環境問題への配慮が極めて重要となっております。環境と調和した資源開発という難題を克服するためには、業界が一丸となって努力することが必要であると考えます。当協会と致しましても、今まで以上に環境問題に取り組んで参りたいと存じます。
 第3は、技術の向上についてであります。
 近年の情報技術をはじめとした技術革新は広範囲で急速な高度化が進んでおり、石灰石鉱業界におきましても、安全で快適な魅力ある職場を作るため、積極的に新しい技術を導入し、技術革新を図っていく必要があります。
 当協会といたしましては、研究奨励金制度を活用して産学連携強化を推進するとともに、海外も含めた調査研究を通じて幅広い情報の交換・交流の場を設けて技術の向上を図り、当業界の更なる発展に資したいと考えております。
 第4は、業界の協調についてであります。  我々は社会基盤を支える事業を行っておりますが、業界を取り巻く環境は非常に厳しいものがあります。保安の確保、資源の合理的な開発、環境保護などの課題を解決するためには、業界の協調が欠くことのできないものとなっております。
 会員各社におかれましては、各鉱山の事情の相違を乗り越え、業界の協調を更に推進・発展させていただきますよう、お願い申し上げます。
  さて、本大会では、栄えある石灰石鉱業協会各賞を受賞された講演5件、特別講演3件、一般講演2件の計10件の講演と研究奨励金の成果報告2件、さらに現地委員会海外研修報告が予定されております。
 協会賞を受賞された講演テーマは、「無人ダンプトラック走行システムの開発」、「鉱床品位モデルの作成」、「資源品の歩留まり向上対策」、「鉱山の統合」、「残壁対策」と業界の抱える課題を反映しております。
 特別講演としては、日本経済新聞社の山下様に最近話題となっている、「世界の石油情勢」、北京林業大学の山寺様には鉱山の宿命である「採掘跡地の緑化」、そして日鉄鉱業の中村様には「鳥形山の4億トンの生産達成への軌跡」の講演を頂く予定であります。  このほか一般講演でも、「鉱山プラントの無人化」、「自動化関連」といった様々な興味深いテーマが論じられます。
 研究奨励金成果報告では、山口大学の清水教授と岩手大学の大塚教授からその研究成果をご報告頂きます。
 また、特別企画として、各委員会の豪州、タイ、ベトナムでの海外研修報告も予定されております。
 なお、今回の見学会は台湾における鉱山視察コースも含め6コース開催されますが、見学される皆様には多くのことを吸収し参考にして頂ければ幸いでございます。
 最後になりましたが、ご講演頂く講師の方々や国内外の見学会を引き受けて頂きました各社、各鉱山の皆様、本大会の開催にご尽力を賜りました関係各位に厚く御礼を申し上げて、開会にあたっての挨拶とさせて頂きます。

 

出典:コンクリート工業新聞 2008年5月15日

このページのトップへ

採石コラム記事一覧業界情報インデックス

Copyright (C) 2008 Komatsu Ltd. All rights reserved. ご利用上の注意 | お問い合わせ | サイトマップ
HOME