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生コン砕砂、全国で割合上昇
近畿、中四国、海砂から移行

 全国の生コンが使用する砂は、最近の5年間に、砕砂の割合が19.0%から上昇して23.1%になり、海砂は19.0%から下降して16.0%になった。近畿、四国、中国で海砂から砕砂あるいは河川砂(輸入砂)への移行が進んだ。近畿で海砂を使用しているのは大阪、兵庫、和歌山の各府県だが、大阪は最近の5年の間に海砂の割合は61.9%から42.8%に落ち、兵庫は67.3%から57.4%に下がった。一方で河川砂(輸入砂)、砕砂の割合が高まった。中国地区は海砂の割合が31.6%から下がって23.4%になり、砕砂の割合が32.8%から上昇して44.3%になった。砕砂は海砂使用地域だけでなく、東北では5.2ポイント上昇、関東では3.1ポイント上昇など、全国的に割合が高まった。

  【山陸砂が40.9%】
  経済産業省の「生コンクリート統計四半期報」の原材料消費内訳をもとにして、1998年と2003年(ともに1〜12月)に生コンで消費した砂を比較した(「四半期報」は混練能力が月産1万4000m3以上の事業所が調査対象)。 03年に生コンで消費した砂のうち最も多いのは山陸砂で全体の中で40.9%を占め、そのほかは砕砂が13.1%、河川砂は19.4%、海砂が16.0%だった。98年と比べて比較的動きが大きかったのが海砂、砕砂で、海砂は構成比が3ポイント下がり、砕石は4.1ポイント上昇した。山陸砂はほとんど変わらず、河川砂は1.4ポイント下降だった。 北海道は河川砂から山陸砂への移行が進んだ。河川砂の構成比は4.7ポイント下がって14.5%となり、山陸砂は5.6ポイント上昇して76.5%になった。東北は河川砂が減り、砕砂への移行が進んだ。河川砂の構成比は7.6ポイント下がって18.2%になり、砕砂は5.2ポイント高まって20.7%になった。中でも青森は砕砂の割合が20.6%から急上昇して48.9%になった。
  関東は河川砂、山陸砂が減り、砕砂が増えた。茨城、栃木、群馬の北関東3県はいずれも河川砂の割合が大きく下がり、砕砂あるいは山陸砂の割合が高まった。茨城は山陸砂の割合が9.1ポイント上昇して48.3%になり、群馬は砕砂割合が10.2ポイント上昇して40.3%になった。栃木も砕砂が7.5%高まって26.1%になった。埼玉の砕砂の割合も上昇して48.8%になった。
  新潟は河川砂から山陸砂への移行が進んだ。岐阜は河川砂の割合が高いが、98年に比べるとその割合は6.7ポイント下がり、71.1%になった。
  近隣のうち滋賀は河川砂の割合が15.2ポイント下がって48.8%になり、山陸砂が9.4ポイント高まって29.4%になった。大阪は海砂の構成比が61.9%から42.8%に下がり、河川砂が1.5%から急上昇して18.0%になり、砕砂も18.1%から上昇して26.2%になった。兵庫も同じ傾向だった。
  中国地区で海砂を使っているのは岡山、広島、山口だが、特に大きく変化したのは広島で、26.9%だった海砂は9.6%まで下がり、砕砂が37.5%から増えて53.6%になった。岡山は砕砂の割合が32.8%から上昇して49.7%になった。
  四国は4県とも海砂を使っているが、愛媛はその構成比が58.3%から下降して47.7%になり、香川は54.2%から下降して47.9%になった。愛媛は砕砂の割合が高まり、香川は山陸砂の割合が高まった。
  九州も砕砂の割合が高まった県が多いが、中でも大きく動いたのが大分で、砕砂の割合は13.7%から高まって25.6%になった。海砂から砕砂への移行が進んだ。熊本、宮崎も砕砂の構成比の上昇幅が比較的大きかった。
  高炉スラグ骨材の使用量(大部分は細骨材)は「生コンクリート統計四半期報」に表れている消費実績よりも相当上回るとみられるが、同四半期報によると広島県で昨年使われた砂の6.5%が高炉スラグ、愛知県は3.1%が高炉スラグだった。これは四半期報の高炉スラグをすべて細骨材とみなして計算したものである。

  【広島 砕砂が50%超】
  河川砂の割合が高い都道府県(2003年。かっこ内は構成比)▽山梨(80.8%)▽静岡(77.1%)▽岐阜(71.1%)▽長野(64.0%)▽滋賀(48.8%)▽栃木(48.5%)▽新潟(46.7%)▽富山(48.8%)▽秋田(39.6%)▽福井(38.4%)
  山陸砂の割合が高い都道府県(同)▽京都(79.6%)▽千葉(78.4%)▽奈良(76.6%)▽北海道(76.5%)▽神奈川(74.3%)▽宮城(72.9%)▽鳥取(69.1%)▽愛知(68.0%)▽山形(66.8%)▽石川(63.7%)
  海砂の割合が高い都道府県(同)▽長崎(94.6%)▽和歌山(69.2%)▽福岡(65.0%)▽鹿児島(60.7%)▽兵庫(57.4%)▽佐賀(52.1%)▽山口(51.2%)▽沖縄(49.8%)▽香川(47.9%)▽愛媛(47.7%)
  砕砂の割合が高い都道府県(同)▽広島(53.6%)▽岡山(49.7%)▽青森(48.9%)▽埼玉(48.8%)▽愛媛(47.1%)▽群馬(40.3%)▽沖縄(39.0%)▽岩手(37.9%)▽山口(37.7%)▽東京(37.5%)▽高知(37.5%)

出典:コンクリート工業新聞 2004年5月20日

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