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石灰石鉱業協会見通し
〜05年度は5年ぶり出荷増、上期は生産量4.7%増、セメント用骨材用とも堅調〜
05年度は5年ぶり出荷増

 2005年度上期の国内石灰石生産量は8086万3千トン(前年同期比4.7%増)、国内出荷量は8162万2千トン(同4.6%増)で、昨年まで7年続いた対前年割れから一転し増加となった。用途別にみると、セメント用、鉄鋼用、ソーダ・ガラス用、コンクリート骨材用、その他用が前年同期を上回った。セメント用は9年ぶり、コンクリート骨材用は8年ぶりの増加。道路用だけは同1.7%(5万9千トン)減だったが、減少幅は小さくなっている。下期の国内出荷量は8337万8千トン(同2.2%減)と一転して減少が見込まれるが、上期の好調により通期では00年度以来5年ぶりに前年度を上回る見通し。

石灰石鉱業協会見通し 上期は生産量4.7%増セメント用、骨材用とも堅調

 石灰石鉱業協会はこのほど、2005年度の石灰石需給見通しを明らかにした。生産量は前年度実績比1.7%増の1億6400万トン、出荷量(輸出含む)は同1.3%増の1億6830万トンとなる見通し。
  用途別にみると、セメント用7850万トン(同2.1%増)、鉄鋼用2380万トン(同2.6%増)、ソーダ・ガラス用100万トン(同0.6%減)、道路用720万トン(同8.7%減)、コンクリート骨材用3400万トン(同1.4%増)、その他2380万トン(同0.7%増)。このうち輸出は、セメント向け40万トン(同5.8%増)、鉄鋼向け250万トン(同11.0%増)、タンカル向け40万トン(同80.2%増)の計330万トン(同15.7%増)を見込んでいる。
  年度当初はセメント用を0.5%減、コンクリート骨材用を1.5%減と予想していたが、上期に災復需要が旺盛だったことなどから、当初予想からセメント用を200万トン、コンクリート骨材用を100万トンそれぞれ上方修正した。
  セメント用、コンクリート骨材用、道路用は、下期には災復特需が一息つくことから、需要が下火になると予想されている。
  鉄鋼用は、上期は自動車業界向けなどが好調な余波を受けて好調を維持。下期は、昨年下期が絶好調だったため対前年では減少と予想しているが、依然として高い水準を維持していくことが期待されている。

05年度石灰石需給見通し
単位:千トン
用途別 上期 下期 年度 05年度当初予想
05年度 04年度 05/04(%) 05年度 04年度 05/04(%) 05年度 04年度 05/04(%) 数量 (%)
セメント
(下段は含む輸出)
38,124 36,793 103.6 39,976 40,307 100.0 78,100 77,100 102.1 76,000 99.3
38,352 37,012 103.6 40,148 40,487 100.7 78,500 77,490 102.1 79,500 99.5
鉄鋼
(下段は含む輸出)
10,072 10,098 107.7 10,428 10,302 96.2 21,300 20,400 101.7 21,000 100.3
12,124 11,151 108.7 11,676 11,299 97.0 23,800 22,450 102.6 23,300 100.5
ソーダ・ガラス 488 482 101.2 512 518 97.7 1,000 1,000 99.4 1,000 99.4
道路 3,428 3,487 98.3 3,772 4,513 85.7 7,200 8,000 91.3 7,500 96.1
コンクリート骨材 17,164 15,941 107.7 16,886 17,159 95.8 34,000 33,100 101.4 33,000 98.5
その他
(下段は含む輸出)
11,546 11,228 102.8 11,854 12,472 97.3 23,400 23,700 100.0 24,500 104.7
11,799 11,340 104.1 12,001 12,620 97.6 23,800 23,960 100.7 24,700 104.5
合計
(下段は含む輸出)
81,622 78,029 104.6 83,378 85,271 97.8 165,000 163,300 101.1 163,000 99.8
83,355 79,413 105.0 84,945 86,587 98.0 168,300 166,000 101.3 166,000 99.9
石灰石生産量 80,863 77,217 104.7 12,001 82,783 99.0 164,000 160,000 107.7 160,000 99.3
注:(1)上期は実績、下期、年度は予想。(2)05年度当初予想の(%)は04年度実績対比
石灰石生産量上位20鉱山 上位2山は維持 鳥形山 戸

04年度石灰石鉱業協会会員の石灰石生産量上位20鉱山
順位 鉱山名 会社名 04年度 前年度比(%)
1(1) 鳥形山 日鉄鉱業 12,106 99.6
2(2) 戸鉱業社 11,901 105.5
3(3) 東谷 三菱マテリアル 9,911 98.9
4(4) 伊佐 宇部興産 8,510 98.5
5(4) 願寺 太平洋セメント 8,222 97.8
6(5) 峩朗 太平洋セメント 8,178 96.3
7(7) 秋芳 住友大阪セメント 7,800 95.4
8(8) 八戸石灰 住金鉱業 5,182 101.1
9(9) 藤原 イシザキ 4,750 99.6
10(10) 尻屋 日鉄鉱業 4,145 92.2
11(11) 津久見 津久見鉱業 3,786 101.7
12(12) 土佐山 太平洋セメント 3,576 108.8
13(13) 武甲 武甲鉱業 3,548 108.0
14(14) 田海 明星セメント 3,312 102.8
15(15) 青海 電気化学工業 3,200 101.3
16(18) 大船渡 龍振鉱業 2,902 104.8
17(19) 津久見 日鉄鉱業 2,888 105.8
18(20) 叶山 秩父太平洋セメント 2,795 103.8
19(21) 大分 大分鉱業 2,678 103.8
20(17) 宇根 菱光石灰工業 2,580 89.7
(注) 1.本表は石協会報告による
2.カッコ内は03年度順位。単位千トン
  04年度の石灰石生産量上位20鉱山(石灰石鉱業協会会員鉱山)は表の通り。上位20鉱山の生産量合計は1億1197万トン(前年度比0.3%減)で、4年続けて前年度を下回ったが、減少幅は前年度の3.5%から大きく縮小した。20鉱山のうち、増産は11鉱山、減産は9鉱山となっている。
  なお、05年度は災復工事が多くなっているため国内の石灰石生産量は増加に転じた。国内の多くの鉱山で増産しており、上位20鉱山の生産量合計も5年ぶりに増加に転じることがほぼ確実の情勢だ。
  1000万トン台は鳥形山(日鉄鉱業)、戸(戸鉱業社)の2鉱山。1位の鳥形山と2位の戸は17年にわたって同順位。戸鉱山は従来の胡麻柄鉱区(旧戸津久見鉱山)に加えて、03年6月に新しく神野・八戸鉱区が完成してからは生産量が大幅増となっており、首位・鳥形山との差は20万5千トンまで肉薄している。一方、3位の東谷(三菱マテリアル)は01年度から3年連続で維持していた1000万トン台をついに割った。上位2鉱山と3位以下との差は拡大している。
  輸出を含めた日本海側の出荷拠点となっている田海(明星セメント)は、4年連続で過去最高を更新した。一方、20位の宇根(菱光石灰工業)は上位20鉱山中で唯一、減少幅が2桁となった。
  なお、03年度は16位だった関の山(旧三井鉱山セメント、現関の山鉱山梶jは148万5千トン。03年度の約半分に減少し、圏外(28位)に落ちた。関の山は03年度をもって旧三井鉱山セメントが事業を停止、04年度から麻生ラファージュセメントが鉱山とセメント工場と一緒に引き継いだ。その際、セメント工場は操業を停止、鉱山は地元事業者に事業譲渡し、麻生ラファージュセメントが石灰石を購入する形となっている。旧三井鉱山セメントのセメント工場の停止により需要が減少したことで、鉱山の生産量も合わせて縮小させた格好だ。

出典:セメント新聞 2006年1月2日

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