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セメント/08年国内販売 9.6%減の5047万トン/景気悪化 需要冷え込む/輸出は2年ぶりに大台

2008年のセメントの国内販売(セメント協会まとめ。輸入除く)は前年比9.6%減(535万3千トン)の5047万4千トンで、3年連続で前年実績を下回った。ほぼ全地区で1割前後の落ち込みを記録。公共投資の削減に加え、景気後退によるマンション、工場など民間投資の低迷が響いた。国内の不振を補うため輸出を拡大、2年ぶりに1千万トンの大台に乗った。輸入(12月は推定)を含めた国内需要は前年実績を9.6%下回る5140万トンとなったもよう。1月の国内販売は20日時点で前年比(1日当たり)8.6%減と低迷しており、08年会計年度の国内需要は5050万―5100万トンとなる公算だ。

21道府県で2ケタ減

07年6月に施行した改正建築基準法による住宅着工減の影響を引きずったまま08年に突入。その後、資材高騰による建設投資の手控え、道路特定財源の暫定税率の一時失効、景気後退、米国の金融危機といった悪化要因が重なり建設投資が急速に冷え込み、約40年前の需要レベルに落ち込んだ。特に、今回の需要後退は大都市圏を直撃。総需要の5割を占める関東一区、東海、近畿の3大都市圏で1割近いマイナスを記録した。都道府県別で見ると、前年を上回ったのは島根(8%)だけ。逆に2ケタマイナスは21道府県に上った。
建築着工統計(国交省)は、前年が改正建築基準法の影響で落ち込んだ反動で、7月から4か月連続で増加。12月にもその効果が表れてセメント販売もプラスに転じるという観測もあったが、12月販売は前年実績を下回り、1月も前年割れがほぼ確実。景気悪化を理由に全国各地区で、着工後の建設延期・凍結が相次いでおり、統計と実需は必ずしも連動していないもようだ。
一方、08年のセメントの輸出は、国内需給の悪化を背景に14.0%増の1090万トンと急増した。ウォン安で韓国の引取りが減ったためアジア向けは前年並みだったが、中東向けが約3倍増、豪州など太洋州向けが約5割増となった。 だが、今年は円高、輸出先の景気悪化で、輸出も大幅なマイナスになる可能性がある。国内の低迷が続くなかで、需給の調整弁である輸出が縮小するようだと、生産構造の見直しに焦点が移る可能性がある。


関東一区で回復 12月の国内販売減

12月の国内販売は459万3千トンと前年同月に対し5.4%減った。関東一区で需要が回復してきている。

出典:コンクリート工業新聞 2009年1月29日

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