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出荷量2億トン割れ、全用途で二桁の減少/経産省 21年砕石等年報を公表

経済産業省がこのほどまとめた「平成21年砕石等統計年報」(調査対象事業所数=1154)によると、21年(1-12月計)の砕石の生産量は前年比13.4%減の1億7900万3000トン、出荷量は14.4%減の1億7552万2000トンとなり、出荷量は13年連続で前年実績を下回り、ついに2億トンの大台を割り込んだ。公共事業関係費のシーリングに加え、景気後退に伴う民間設備投資・住宅投資の落ち込みが響いた。

21年の出荷金額は、14.7%減の1959億1500万円となり、トン当たりの平均単価は前年比0.3%(4円)減の1116円と3年ぶりにマイナスに転じた。
また、事業所数は38工場減の986工場と6年連続で減少。一事業所あたりの年間平均生産量は9.9%減の18万2000トン、平均出荷量は11.1%減の17万8000トンとなり、生産・出荷量ともに前年と比べて大幅に落ち込み、20万トンを下回った。
用途別の出荷量をみると、「道路用」は11.5%減の6051万5000トンと13年連続の前年実績を割り込んだが、砕石出荷全体に占める道路用の割合(構成比)は1.2ポイント上昇し34.5%となった。道路用を品種別にみると▽単粒度砕石が前年比6.8%減の2041万3000トン▽粒度調整砕石が10.1%減の871万3000トン▽クラッシャーランが15.5%減の2109万8000トン▽スクリーニングスが9.9%減の353万6000トン▽その他が14.5%減の675万6000トン−となり、全品種で前年実績を下回った。
「コンクリート用」は、景気後退に伴う民需の落ち込みが直撃し、15.9%減の9515万5000トンと大きく落ち込み、1億トンの大台を下回った。このため、構成比も54.2%と前年に比べ1.0ポイント下降した。品種別の出荷量は▽単粒度砕石が16.1%減の6672万8000トン▽砕砂が15.6%減の2842万7000トン−とともに二桁の落ち込みを示した。
「その他用」は、出荷量が15.6%減の1985万1000トン、構成比が0.2ポイント下降の11.3%となった。品種別にみると▽割栗石が14.8%減の359万3000トン▽その他が15.8%減の1625万8000トン−だった。
また、出荷量を経済産業局別にみると、▽北海道が6.2%減の972万2000トン▽東北が11.2%減の2045万7000トン▽関東が15.0%減の5513万5000トン▽中部が17.6%減の1392万6000トン▽近畿が22.2%減の1969万6000トン▽中国が15.3%減の1405万4000トン▽四国が8.2%減の1007万4000トン▽九州が13.8%減の2844万トン▽沖縄が2.2%減の401万8000トン−と全管内で前年実績を下回った。

花こう岩は採取量増
このほか、21年の原石採取量は前年比15.6%減の1億8536万8000トンとなった。岩石別の採取量をみると、砂岩の採取量(9.7%減の6485万4000トン)が最も多く、以下、石灰石(14.1%減の3850万4000トン)、安山岩(19.3%減の3460万トン)と続いている。また全岩種の中で、花こう岩が(1.0%増の658万5000トン)が唯一前年実績を上回った。

出典:日本砕石新聞 2010年5月15日

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