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SAISEKIコラム 価格

関東砕石値上げ トン当たり300〜500円アップ
排ガス規制に加え原油高も影響

 東京、神奈川、埼玉の砕石メーカー各社からの値上げ交渉が佳境を迎えている。提示額はこれまでの値差や距離に応じ、概ねトン300円(山元100円、運賃200円)〜500円アップとなっているもよう。首都圏の砕石値上げを巡っては、市場影響力の大きい栃木の砕石各社および1都2県の大手各4〜5社が先行して値上げを打ち出したことで、盆明けからはその他メーカーもこれに追随している。各社は今月末をめどに満額回答の獲得を目指す考えだ。

 首都圏では03年10月のディーゼル車排ガス規制条例施行を機に、輸送力確保のために砕石値上げの機運が高まった。しかし、砕石輸送の大半は輸送業者が担っているためメーカーの負担は大きくなく、また、取り締まりが予想以上に緩かったこともあり、ほとんど成果は上がらなかった。
  その後、排ガス規制に原油高も加わり、輸送業者の経営環境は悪化の一途をたどっている。そのため、過積載などの違法行為が増加している。これに対し警察では過積載の背後責任追及に力を入れており、昨年から輸送業者だけでなく荷主の摘発も相次いでいる。これを受けて、荷主としても輸送適正化のための値上げに本格的に取り組まざるを得なくなっている。
  砕石の生産コストが増大していることも、メーカーが値上げに本腰を入れる要因となっている。特に、道路向けは高機能舗装の普及に伴い砕石の偏需要や過粉砕を余儀なくされている。
  また、生コン向けは品質管理強化のためにJIS認証取得を進めるなど、品質要求の高まりに伴うコスト増が顕著だという。
  輸送・生産面でコストアップ要因が重なるなか、砕石各社では生産調整や在庫調整を進めてコスト低減を図っている。また、関東1都7県では、03年からの2年間で全砕石工場の2割弱にあたる24工場が休廃業している影響も加わり、需給がタイトになっている。現在、首都圏の多くの砕石工場で5号、6号、2005の在庫が数日分という状況が続いており、増産する余力もないという。このことを背景に、各社とも値上げ要請に伴う商権の移動は少ないとみて強気の交渉に出る構えだ。

出典:アグリゲイト 2005年9月12日

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