KOMATSU
経営・技術イノベーションコマツ・ソリューション鉱山採石テクノロジ業界情報インフォメーション耳寄りリンク集

HOME > 業界情報 > SAISEKIコラム
業界情報
SAISEKIコラム 価格

千葉山砂価格上昇

 千葉県西部地区(船橋市、習志野市など)や中央地区(千葉市など)で生コン向け山砂価格が上昇している。千葉県木更津地区の山砂生産各社が、燃料費高騰や羽田向けと生コン向けの輸送コスト格差の是正を理由に交渉していたトンあたり100〜200円の値上げが、生コン業者に受け入れられているためだ。同山砂生産各社は千葉県他地区も含め、年内、遅くとも年度内の値上げ完全浸透に向け、交渉を強めていく構えだ。

 木更津の山砂生産各社は03年度から06年度末までに、排ガス規制や燃料費高騰を理由に100〜400円程度の値上げをしてきた。しかし、いまだ続く燃料費の高騰に加え、羽田向け山砂運搬車の増加による過積載などの取り締まり強化の影響で、輸送コストは増加し運転手の所得は大幅に減少している。
  こうしたなか9月1日から、羽田向け山砂運搬車両の高速道路通行料金(ETC車限定)がJVにより全額負担となったことで、ほとんどの車両の運搬回数が増え、運転手の所得は上がった。しかし、生コン向け(特に長距離)に関しては、引き続き輸送コスト増などの問題を抱えたままだ。山砂各社は6月から生コン各社に対して、それぞれ値上げ交渉を行っている。
  8月に入り、一部生コン業者が理解を示し、徐々に値上げが浸透。「7〜8割のユーザーが値上げに理解を示してくれた」(山砂生産業者)
  現在、生コン向け需要が低調に推移しているなか、羽田向けで需給バランスは保たれている。「来年、来年度以降、生コン需要の回復と羽田向け(シルト分20%など)需要が本格化すれば砂の需給にタイト感がでてくる」(山砂生産業者)としており、今後、千葉県他地区や東京、神奈川地区でもこれまで以上に値上げ要請は強まるとみられている。

西三河で砕石値上げ
 西三河砕石協同組合(星野克幸理事長、6社)は、組合員各社の採取跡地整備費用と原石山開発資金の確保を目的に生コン、合材、建設各社に対して10月1日出荷分から200円の値上げを打ち出した。一部ユーザーへの値上げ要請が遅れ、交渉は現在も続いているが、年内には完全浸透を目指す構えだ。
  同地区砕石業界は、砕石資源の枯渇化が進み、新たな原石山の開発が喫緊の課題とされている。そうしたなか、ほとんどの組合員各社の採掘許可区域の採石場が、数年で終掘を迎える。「現在の販売価格では、経営を持続するのが限界で、採取跡地の整備や原石山の開発に手が出せない。このままでは資源の枯渇とともに、事業撤退か廃業を選択するしかない」(砕石業者)と窮状を訴える。
  同協組は昨年10月、原油価格高騰による生産・輸送コスト増を理由に各砕石製品の販売価格を一律300円値上げを打ち出した。これまでのところ単粒度砕石に関しては、輸送距離によりトンあたり100円〜300円が、下層路盤材向けは満額値上げが受け入れられている。
  砕石業界では、公共工事の削減や路盤材需要へのリサイクル材代替で砕石出荷が大幅に減少し、事業撤退や廃業が相次いでいる。同協組の組合員数は現在、18年前と比較すると約半分に減少。さらに、砕石運搬車両の老朽化や運転手の高齢化で運搬事業者の撤退・廃業も後を絶たない。
  こうしたことから、組合員各社は既存ユーザーへの供給を持続させることが限界。今後、年末、年度末の繁忙期に第2東名高速道路や国道23号線工事などの特需が加わることで、安定供給を不安視する声も出ている。
  原石山を開発するには、環境影響調査だけでも1年、開発許可に至るまでには5〜10年の期間が必要となる。今後、ユーザーが砕石・砕砂の安定供給を求めていくには、開発資金確保のための値上げは避けられない。
  各製品の値上げ幅は次の通り。単粒度砕石トン200円、砕砂・洗砂トン200円、割栗石m3 200円、そのほかm3 200円。

出典:アグリゲイト 2007年11月12日

このページのトップへ

採石コラム記事一覧業界情報インデックス

Copyright (C) 2007 Komatsu Ltd. All rights reserved. ご利用上の注意 | お問い合わせ | サイトマップ
HOME