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(社)日本砕石協会が平成17年の砕石業の死亡災害概況を発表
砕石業の死亡災害概況(平成17年)

【適用】
(1)発生日時
(2)発生支部
(3)職種・年齢
(4)事故の型
(5)起因
(6)災害の概況
 (社)日本砕石協会(鶴田欣也会長)では、昭和57年に過去の死亡・重傷災害の状況を初めて調査し、その災害事例と防止対策指針を小冊子にまとめ「他山の石」として刊行した。当時の生産安全委員長の菊池登氏(四代目会長・故人)は編集後記で「血と涙で綴られたこの災害事例集を労災追放のために活用していただきたい」と記している。以来、同協会では死亡災害が発生するたびにその概況を会員に速報してきた。今年は11月末現在で4件の死亡災害が発生しているが、その災害概況を掲載する。

スコップごと巻き込まれて罹災

(1)17年1月14日 9時30分頃
(2)和歌山県
(3)重機オペレータ・40歳―勤続13年
(4)巻き込まれ
(5)ベルトコンベヤ
(6)罹災者は本来、重機運転手であったが、罹災当日は重機が修理中であったためにプラント部門の手伝いをしていた。
  罹災者は、ベルトコンベヤのベアリングに注油するため現場に出かけたが、帰りが遅いため同僚が見に行くと、ベンドプーリ部に罹災者が倒れているのを発見した。
  罹災時の目撃者はいないが、最初に罹災者はベンドプーリに居付いた泥を落とすためハンマーで叩いていた(電気室の作業員が音を確認)。ハンマーでは居付きが落ちなかったためか、その後、スコップを使用して居付きを落としている時に、スコップごと上半身をベルトとベンドプーリとの間に巻き込まれ(現場に破損したスコップが残されていた)罹災したものと推測される。

発破飛石が点火者の頭部を直撃

(1)17年7月7日 18時頃
(2)北海道
(3)発破技師・58歳―勤続4年
(4)発破飛石
(5)危険物等
(6)罹災者は当日、切羽の根切り発破作業に従事していた。午前中は同僚と二人で火薬装てん(62孔)作業を行い、午後からは同僚が早退したため一人で結線作業を行った。
  点火は工場長が発破警戒についたあと罹災者が行うことになっていたが、警戒につく前の18時頃に発破音があった。
  工場長が発破現場に行ったところ、罹災者が点火個所で倒れていたので至急救急車を手配したが、救急隊員により現場で死亡が確認された。
  目撃者がいないため詳細は不明だが、発破により飛石が発生し、こぶし大の石が罹災者の頭部に当たり、脳挫傷により死亡したものとみられる。
  なお、点火個所は発破地点より一段上のベンチ上にあり、水平距離で80〜90m離れていた。

切羽崩壊で油圧ショベルが埋没

(1)17年7月23日 14時頃
(2)宮城県
(3)重機オペレータ・48歳―勤続25年
(4)崩壊(埋没)
(5)自然環境等
(6)罹災者は、当日油圧ショベル(日立EX700)を運転し、ベンチの上段に乗って下段の原石をダンプトラック(45トン)に積み込む作業に従事していた。14時頃、現場を通りかかった従業員が、油圧ショベルが稼働していた個所より二段上の切羽が崩壊しているのを発見したが、罹災者は運転室内に見あたらずレスキュー隊に通報した。
  捜索の結果、油圧ショベルの側方に罹災者が埋没しているのが確認され、約5時間後にレスキュー隊により救出されたが、搬送先の病院で死亡した。

ショベルの後部に接近し圧迫死

(1)17年11月21日 10時30分頃
(2)宮城県
(3)重機オペレータ・42歳―勤続16年
(4)挟まれ
(5)油圧ショベル
(6)罹災者は当日、油圧ショベル(CAT240)でズリの積み込み作業に従事していた。8時20分頃、同機が故障したためその場に停止し、別の油圧ショベル(コマツPC350)が替わって積み込み作業を行っていた。
  罹災者は、故障した油圧ショベル(故障機)を2時間かけて修理し給脂を完了したあと、何らかの理由で積み込み作業を行っていた油圧ショベル(代替機)の後部付近に立ち入り、故障機と代替機との間に挟まれ、胸部圧迫により死亡した。
  代替機のオペレータは、燃料補給に来た石油販売員に知らされるまで事故発生に気付かなかった。

出典:日本砕石新聞 2005年11月30日

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