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重機マニュアル講習会を開く-栃木県砕石協組
青木理事長 「未来永劫死亡災害ゼロを」
「定期的な注意喚起が必要」 藤田委員長

重機災害防止マニュアルの内容を周知

栃木県砕石工業協同組合(青木栄久理事長)は2月15日、佐野市の葛生あくとプラザで「重機災害防止マニュアル講習会」を開催、現場管理者など約40人が参加した。
冒頭、青木理事長が「砕石業において安全管理は事業の根幹をなすものである。栃木県は日本で最も密集した地域で多くの重機を使っているところであり、この地域から今後未来永劫死亡災害を起こさないことを目標としたい。本日の講習で重機の安全なオペレーションをしっかり勉強し、社内で広めてほしい」と述べた。
続いて講習に移り、日本砕石協会重機災害防止マニュアル制作委員会の藤田和幸委員長(奥多摩工業資源本部青梅工場生産課長)が「重機災害防止安全マニュアル」の演題で講演した。
はじめに、藤田氏は近年の採石業における重機災害の発生状況(災害発生件数の推移・機械別の災害発生状況・罹災者の年齢構成・災害の種類など)の分析結果を説明。また、災害要因として▽人為的要因▽機械・設備的要因▽作業的要因▽管理的要因の4つをあげ、それぞれの要因を個別・具体的に詳解するとともに、その対策を解説した。
その後、藤田氏は『重機災害対策マニュアル』の概要を説明した。このうち、各機種の特徴と使用上などにおける注意事項を次のとおり解説した。


青木栄久理事長


藤田和幸委員長

(1)クローラドリル
落石や足場崩壊などが起こる可能性がある場所で作業する上に、視界が広くなく、車体のバランスも優れていない。作業場所の事前確認・移動時の注意が必要である。
(2)ブルドーザ
軟弱地盤や傾斜が強い場所で作業することが多いため、転倒時などへの備えとしてシートベルトの着用は不可欠である。また、作業範囲を他の作業者に事前に周知しておくことで巻き込み災害を防ぐことが必要である。
(3)油圧ショベル
アームの曲げ伸ばし・荷の積み込みによる機械重心の変化への対応に加え、様々な作業の補助としても使用されるため、他の作業者がいないかなどに対する注意が必要となる。
(4)ホイールローダ
車体が大きい割には、スピードが出る。周囲(の作業者)への注意や傾斜地でのスリップなどに気を付ける必要がある。また、近年は車両からの落下事故も多発しているため、車外での作業は、決められた手順に沿って行う必要がある。
(5)ダンプトラック
路面の状況や道路の傾斜、積載量などによって制動距離が変わる。運搬路の下り斜面のカーブ位置には転落防止の車止め(土盛り)を設けるとともに、ミラーや照明設備の設置などの対策実施が必要になる。
また藤田氏は、重機災害を減らすために「砕石場(採石場)は自然物の採掘から成り立っているため、常に環境が変化する」「重機は、重量が重く、力の大きい機械であるため、使用法や操作を誤ると大きな災害につながる」「人は、錯覚したり、間違えを起こしたり、疲労や病気で通常通りの動作ができなくなる。また面倒なことは当然やりたがらないため、手を抜いたり、さぼったりする」ということの認識を持ち、それを定期的に再認識し注意喚起を行うことが必要だと締めくくった。

出典:日本砕石新聞 2011年2月28日

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