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保安事例などを発表
石灰石鉱業協会 第74回鉱業大会を開催

 石灰石鉱業協会は5月26〜27日、東京都千代田区の都市センターホテルで「第74回石灰石鉱業大会」を開催、会員ら約300人が参加した。
 冒頭、佐藤公生会長が「回復基調にあった石灰石生産量は一昨年度から足踏み状態にあるが、当協会では少数精鋭で安定供給に努めている会員各位を支援していく。また、保安管理マスター制度や保安表彰制度を立ち上げ、特に保安の確保のさらなる向上についても後押ししていく。一方、この石灰石鉱業大会は全国の会員が一堂に会し、各社の経験や技術を互いに交換しあう貴重な機会である。この機会を活用し、各社の鉱山運営が改善されていくことを願っている」と挨拶した。
 続いて、表彰式が挙行され、最優秀功績賞として奥多摩工業(株)の「T-4BC復旧工事について」が表彰を受けたほか、功績賞4編が表彰された。
 大会では、講演や研究成果報告、保安事例など12編の発表が行われたが、このうち特別講演は「赤色立体地図の火山防災への活用」(講演者=アジア航測・総合研究所理事・千葉達朗氏)と「失敗学について」(同=失敗学会副会長・飯野謙次氏)の2講演が行われた。
 また保安事例発表では、日鉄鉱業(株)保安環境室長・渕上範敏氏が「日鉄鉱業における巻き込まれ災害防止対策工事」の演題で講演した。それによると、同社はこれまで安全教育を主体に防災対策を行ってきたが、平成24年3月に事業所においてベルトコンベヤに巻き込まれる重篤災害が発生。これを受け、「安全教育だけでは巻き込まれ災害を完全に防ぐことができない」との経営者の判断により、関連会社を含む全ての事業所(鉱業所)および砕石場の回転体を有する設備(ベルトコンベヤ・重機など)に、回転部に人が接触できないように保安柵を設置する安全対策を施したという。
 講演では、その対策内容について詳しく説明したが、対策を施した結果「保安柵の設置によって現場からは故障時や掃除の際、さらにはベルト蛇行調整時などに作業効率が落ちるとの意見が出された」ことなどの課題やそれを受けた改善方法について説明。さらに、渕上氏は「安全の確保は保安柵の設置で終わりではない」と述べ、安全対策の改善・災害ゼロ達成に向け今後も取り組みを進めていく考えを明らかにした。このほか、全事業所で保安対策を実施したため費用も相応に嵩んだものの、関連会社の砕石場では「400個所超の保安対策工事を行ったが、費用は数百万円程度だった」と述べ、あまり大きくない事業所においてはそれほど経費がかからないとした。

石灰石鉱業大会会場

佐藤公生会長

石灰石鉱業大会表彰式

 

出典:日本砕石新聞 2015年6月15日

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