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SAISEKIコラム 緑化

播種木の強さを実証/信州大学が被災地での防災緑化講習を実施

 『苗木から植えた木よりも種を播いて育った木のほうが直根が発達するために強く生長する』 その差が顕著に現れた長野県の土石流災害発生現場で実証を行って緑化工に対する正しい知識を身につけてもらうための講習会が9月上旬に開催(2回)された。
 山寺喜成博士(信州大学農学部特任教授)を中心とした信州大学農学部砂防緑化工学研究室(宮崎敏孝助教授)が、県内市町村の防災・林務担当者や一般住民を対象に開催したものだが、採石跡地の緑化工などで山寺博士の指導を受けている長野県砕石工業組合(大林和夫理事長)の関係者も参加した。
 講習会が行われた災害現場(長野県上伊那郡辰野町赤羽地区)では、今年7月19日の集中豪雨で山林が崩壊して土石流となり、200m下流の人家数軒が倒壊したほか、多数の人家が泥流で被害を受けた。
  講習会では、はじめに崩壊現場において、山寺博士の解説によって樹木の根の実証考察が行われた。実証では、崩壊せずに地山に残った木が直根の発達した播種木(アカマツの天然木など)であったことが示される一方で、崩壊して流された木の大半が直根が発達していない植栽木(苗木植栽したカラマツなど)であったことが紹介され、根が山地保全力に及ぼす影響について説明された。
 このあと、▽山地災害を減少させる対策▽植物が持つ防災的機能▽山地保全力の高い森林を造成する方法▽安定した生育基盤を整える方法−などの講義があり、最後に「保育ブロック工法」の実習が行われた。
  この工法は、土を固めて練炭状(穴が貫通した円筒形)のブロックを製造し、穴に種子と土を充填したうえで、ブロックを地面に埋けるもので、天然木に近い根系の生長を促すことができる。

出典:日本砕石新聞 2006年10月15日

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