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SAISEKIコラム 緑化

緑地植生実態を調査、在来種中心に跡地整備へ〜林野庁

 採石跡地や法面の緑化には、早期緑化を図るため、初期の成長に優れた外来牧草種が多く使用されている。林野庁の調査によると、外来種のうち山砂採取場所の法面保護等の一時緑化には欠かせないホワイトクローバ、グラス類については、緑化の過程で消滅するため、有害生物とはいえないことがわかった。
  同庁は05〜07年度、国有林野内の採石事業跡地における緑化の現況、外来種緑化による植生復旧状況および同跡地周辺区域における外来種の飛散状況の把握を進め、代替手法などの適用可能性の検討を進めている。06年度は土石採取跡地の緑化植生実態調査から得たデータをもとに、緑化状況の推移について、昨年11月に現況調査した。
  その結果、▽緑化時期の早い場所ではホワイトクローバやグラス類などの草本は木本類の成長に伴ってベンチへの日当たりが悪くなり消滅する▽これに代わりススキ・ヨモギ・ヤマハギ等が侵入し在来種の占有率が高くなる▽外来種であるセイタカアワダチソウの侵入も増えている――などのデータが得られた。
  また、各事業現場では試行錯誤を繰り返しながら懸命に緑化に取り組んでおり、暫定壁・最終壁の緑化率は依然高いこと、採掘終了の事業地が年々増加傾向にあることも分かった。同庁は今後の緑化のあり方を策定するための基礎資料とするため、報告書「国有林野内の採石事業跡地における緑化等のあり方に関する調査」としてこのほど結果をまとめた。
  なお、05年7月には外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)が施行され、問題を引き起こす外来生物を特定外来生物として指定し、その防除や飼養、栽培、保管、運搬、輸入が規制されている。今後の採石事業跡地の緑化においても、外来種を主体としたものから在来種を主体としたものに移行する必要があるとの判断から、同庁は全国国有林採石協会(塚田陽威会長)と協力して調査を進めている。

出典:セメント新聞 2007年4月16日

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