KOMATSU
経営・技術イノベーションコマツ・ソリューション鉱山採石テクノロジ業界情報インフォメーション耳寄りリンク集

HOME > コマツソリューション > 導入事例
コマツ・ソリューション
導入事例 導入事例インデックス

県下初の常用発電機導入で年間の電力代600万円カットを実現
山口県・株式会社鹿野興産
コストダウン見込んでコマツの発電機を3台導入

 山陽新幹線の徳山駅から中国山脈に20kmほど入ったところが周南市鹿野地区だ。標高約700メートル、周辺は野生のクマが棲息、夏には蛍が乱舞し、冬にはスキー客で賑わう風光明媚な地だ。山口県屈指の観光名所である錦帯橋の下を流れる錦川の源流もこの付近にある。

 株式会社鹿野興産はこうした一角に採掘場だけで約27万m2の広大な敷地を占めている。東京ドームが5つ以上すっぽりとおさまってしまう規模である。

 この採石場では2001年3月から電力を自前で供給している。発電機はコマツのEG545PDBSが2機と、おなじくEG250PDBS1機のあわせて3機で最大997kwの電力を供給する能力を持っている。山口県下の採石場で、定置式常用発電機を設置したのは鹿野興産が初めてだ。

 発電機導入時に社長を務め、現在は社長の座を息子の節男さんに引き継いだ田村福一会長はこう語る。

 「発電機の導入にあたっては正直なところ、ずいぶん考え抜きました。電力が、安く安定的に供給されるのだろうか、と。電力がストップしてしまったらお手上げですからね。しかしその一方で、私たち採石業界は大幅な収益アップが望めない状況ですから、コストダウンを図らなければなりません。導入を決意するまで5年間もかかってしまいましたが、結論から言いますと、導入は大成功でした。発電機が稼動しはじめてから2年半になりますがトラブルは一度もありません。導入目的であったコスト削減に関しては、電力代が年間600万円も安くなり、期待以上の効果をあげています」

故障少なく、メンテもスピーディー、燃費も満足

 鹿野興産で稼動しているコマツ製品は発電機だけではない。

 広い採掘場ではPC800SE砕石仕様の4m3のバケットが次々に40tダンプHD405に原石を積み込んでいる。かたわらでは一回り小柄な砕石仕様のPC450が20tダンプHD205とコンビネーション良く仕事をこなしている。

 「実は私どもは、永年他社機を使ってきました。ところが、その他社機でかなり苦い経験があったためにコマツさんの機械に変更したんです」(田村節男代表取締役社長)

 苦い経験とは、一言でいえば故障が多すぎ、しかもサポート体制が整っていなかったことだという。

 「まったく他社の大型機には泣かされました。1700時間から1800時間くらいの稼動で故障が頻発するんですよ。まだ支払いも終わっていない時期なのに、支払額より修理代が大きくなってしまうんですから泣くに泣けない。しかもサポート体制が不十分で、2週間も休車してしまったこともありました。利幅が小さくなっている採石業で、機械がそんなに長く止まってしまうのでは死活問題です。それで思い切ってコマツさんにお願いするようになった。PC800という大型機や450、350がそれですが、ほとんど故障がないのが嬉しい」(田村謙治副社長)

 もちろん、まったく故障がなかったわけではない。

 「感激したのは、故障したらすぐ修理に飛んで来てくれたことです。休車という事態がほとんどなくなった。忙しい時に停まってしまうのは最悪ですが、コマツ機になってからは安心していられます。」(福一会長)

 また、採石用建設機械の泣き所は、バケットやツースなどアタッチメントの耐用年数が短いことだといわれてきた。

 「以前他社機を使っていた時は、それも宿命で、仕方ないと思っていました。ところがコマツの砕石仕様機に代えたら、耐久性がまったく違うことがわかりました。たとえばPC800SEは納車から2年半経っていますが、バケットの交換、修理を一度もしていません。またツースにしても、発破のかけ方とも関係するのかもしれませんが、以前の2倍は長持ちしています。これもコストダウンの上で大いに寄与しています」(謙治副社長)

 「それに加えてコマツ機は燃費もいい。私は1台ごとのデータをとっていますが、PC800と同クラスの他社機では、稼動1時間当たりの燃料が12〜13Lは違っています。この差は大きいですよ。この地域では、組合レベルでコマツ機への切り替えの動きが始まっているくらいです」(福一会長)

採石業だからこそ、率先して緑の復元を

 鹿野興産の採石場は一般の採石場風景のイメージとは大きく違っている。普通は切り崩された山肌がむき出しになった殺風景な姿を想像しがちだ。ところが鹿野興産の採石場はいたるところにまだ若い苗木が植えられているのだ。

 「私たちはこの鹿野の自然によって食べさせてもらっているわけです。だから自然をできるだけ保全するのは当然でしょう。しかも近年の大雨で痛感させられたのですが、植林しているところはあまり土砂災害に遭っていない。そういう意味でも、採石業は緑の復元を心がけなければいけないでしょうね」(福一会長)

 鹿野興産の採石場には600本の桜をはじめ、数多くの若木が育っている。ほとんどが福一会長自身の手で植えられたものだ。

 「将来的には一大観光地として(笑)、というのはオーバーにしても、花見の名所くらいにはしようと思っています」(節男社長)

 チームワークの取れた親子3人の経営陣は、新たな採石業の可能性を切り開こうとしている。

このページのトップへ

BACK NEXT

Copyright (C) 2005 Komatsu Ltd. All rights reserved. ご利用上の注意 | お問い合わせ | サイトマップ
HOME