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採石専用CAD「iROCK」がもたらす、業務の大幅改善と新事業展開。
岐阜県・矢橋グループ(矢橋林業株式会社・三星砿業株式会社・矢橋工業株式会社 他9社)
矢橋グループが展開する4つの事業

 矢橋グループは現在、次の4事業がグループを支える根幹となっている。
「住宅事業」:住宅の企画から設計までを実施。現在最も伸長の著しい事業である。
「鉱山事業」:岐阜県内で40年にわたって展開。現在はそのノウハウを活かして、ベトナムの鉱山開発も実施。
「機械事業」:部品・鉄骨のCAD設計、CAMデータの入力を展開。鉄骨の解体需要増大が見込めるだけに、今後の発展が予想される。
「システム開発事業」:OAおよび制御関係システムの開発、およびソフトウェア開発を行う。ベトナムにプログラミング部門を持ち、国内で企画・設計したものをベトナムで製品化することにより、強い価格競争力を持つ。
  このように矢橋グループは、高い技術力を背景として、時代のニーズにフィットしたソリューションを次々と提供してきた。この柔軟な事業展開を可能にしたものはいったい何か。三星砿業株式会社の矢橋龍宜代表取締役に聞いた。

どこへ行っても通用する精鋭のプロ集団を育成

 矢橋社長はこう語る。「大手企業と同じことをやっていたのでは勝ち残れない。そこで当社では社内にノウハウを蓄積する方針を打ち出しました。
  新しい事業を始める際、担当者にはその業務を徹底的に習得させます。右から左へ丸投げするようなことはしません。業務の内容が把握でき、その担当者が一通りの業務スキルを身につけたら、業務内容を再検討して外注化すべき作業を選別し、業務効率化を図ります。そして社員を『一流の職人でもありマネージャーでもある』という、プレイングマネージャーとして育てています」
  業務ノウハウとその実施技術が社内に蓄積されているため、お客様のニーズや市場環境の変化への対応が早い。矢橋グループの推進力は、精鋭のプロ集団を社内に形成することにより保たれているのである。

終掘段階に入って発見した新しいiROCKの活用

 鉱山事業を担当する三星砿業は、開発後40年が経過した鉱山を所有している。従来、CADを使って現況図・計画図を作成してきたが、矢橋社長はここに来てiROCKの新しい用途を見出したという。
  終掘段階では、今までとは違う課題が表面化する。残り少ない資源をどうすれば最大限に活かすことが出来るか、また終掘に近い切羽での採掘計画をどのように進めていけばよいのか。この課題の解決策を検討する際にiROCKが有効だというのだ。
  「鉱山の品質管理は、切羽内の在庫管理とブレンド処理で決まります。地質調査の結果を地質構造図に起こし、最も効率のよい採掘計画を検討していく。そうすることで、自社の資源を最大限に活かし切ることができるのです。この計画作りにはiROCKによる鉱石の品位マップとブレンドのシミュレーション機能が必要です。複数案の比較検討が簡単に出来ますから」と矢橋社長は言う。
  また、この過程の中で予想していなかったメリットが生まれる。シミュレーションによる計画作りは鉱山技術者の意識・スキルアップにも一役買うことになる。技術者は精密な計画を立てるために、実際に何度も山を見に行く。しかし、毎回その時間が充分に割けるとは限らない。そのような状況でも、iROCKであれば現場の地形・地質をリアルに把握でき、精度の高い計画を仕上ることが出来るのだ。
  採掘後の緑化計画にもiROCKのシミュレーション機能が使われている。「我々は地域に根を張った企業ですから、地域に貢献できるような復元計画をしっかりと持っていなければいけない。50年、100年先に安全で緑の多い里山に戻すためには、どのような採掘をし、どのような植栽をするのがベストなのか。iROCKでシミュレーションしながら検討を重ねています」

iROCKをナビゲーターとして矢橋グループの将来ビジョンが描かれる

 矢橋グループではiROCKの地質構造解析モジュールの導入も視野に入れながら、採掘計画の精度向上に取り組むという。精鋭社員によって社内に蓄積されたノウハウは、iROCKという道具を得て着々と具現化されているようだ。ITを見事に社内に取り入れて業務を革新していく、まさに好事例といえるだろう。

iROCKは鉱山事業の業務改善だけでなく、新事業の立ち上げる推進力にもなっています。
 当社のソハード事業部は名前の通り、「ソフト」+「ハード」の両面からITソリューションを開発していく部署です。この部署ではベトナムの現地法人「VINA CAD」と連携した価格競争力の強いサービス提供を実現したいと考えていました。
  当社はベトナムでも鉱山業を行っています。当初は、日本の約1/20という現地の労務コストの安さには驚きました。そしてこのコストメリットを日本での事業展開に活かそうと考えたのです。
  ソハード事業部では、採石認可申請のためのCAD図面作成も請け負っています。採掘計画の立案は日本で行い、具体的な図面化作業はベトナムで行うという分業体制を組んで運営しています。
  ベトナムでと聞くと図面の品質を懸念される方もいらっしゃるでしょう。しかし、iROCKは採石専用に開発されたソフトですから、その機能を使えるようにトレーニングすれば、品質の高い計画図が作成できるのです。
  「VINA CAD」が立ち上がってから約3年。現地でのiROCK研修受講者も増え、対応できる領域も、鉱山・採石、住宅建築と拡がってきました。今後は人員の拡充によって事業拡大に弾みをつけていきたいですね。
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