KOMATSU
経営・技術イノベーションコマツ・ソリューション鉱山採石テクノロジ業界情報インフォメーション耳寄りリンク集

HOME > コマツソリューション > 導入事例
コマツ・ソリューション
導入事例 導入事例インデックス

最新ITを駆使した高精度デジカメ測量。 所要日数・コストを大幅に削減。
長崎県・加藤産業株式会社
これからの測量を根本から変えるデジカメ測量との出会い

 加藤産業株式会社の下田末廣常務取締役が初めてデジカメ測量を知ったのは、コマツ主催のPC450 GALEO試乗会と同時開催のセミナの席だった。かねてから測量のコストダウンを願っていた下田常務は「デジカメ測量を実施すれば、必ずコストダウンは達成できる」と直感したと言う。
  加藤産業は、長崎県の五島にプラントを持ち、安定した石材の生産を行っている。しかし、ここでも公共工事の抑制や単価の変動など、厳しい経営環境であることに変わりはない。特に継続的に費用のかかる採石認可申請のコストダウンは経営上も重要な課題であった。
  下田常務は、永年認可申請を担当していた社員が定年を迎えることもあり、今年の申請からはCAD図面作成を外注化しようと考えていた。だがそれでも測量費はかかる。さらに効率の良い方法はないものか…。思案している時に出会ったのがデジカメ測量だったのである。

デジカメ測量のメリットは圧倒的な情報量と多様なデータ活用

 デジカメ測量は、多眼ステレオによる3D写真技術を応用している。もともと建機の無人化施工のためにコマツが研究していたが、2000年から高精度地形計測の応用研究が始まっていた。
  使用するデジカメは600万画素。つまり1回の撮影で600万点の測量データが入手できるのだ。さらにデータの信頼性を高めるために複数の場所で写真を撮影し、3角測量の原理に当てはめて対象物全体の3次元座標を解析する。
  測量した画像データはCADデータの形式に変換されるため、平面図、断面図、3Dモデルなど、さまざまな加工を施すことができる。このため、認可申請に関する図面作成や計画立案にかかる時間と手間が大幅に短縮できるのである。

測量に要する日数が約1.5日に短縮 危険で過酷な測量作業からの解放

 デジカメ測量は、測量する山の全貌が見渡せる平地で行うことができる。このため、測量時間の短縮、そして測量作業の労働環境の向上にも大きく貢献する。
  撮影は2台セットになったカメラで行う。写真の撮影自体は一般のデジタルカメラと特に変わらない。近景から遠景までをフレーム内に収めるように注意すれば、誰でも簡単に撮影を行うことができる。
  測量ポールを持って危険な斜面を登ることもなく、移動距離も短い。驚くべきスピードで大量のデータが手に入るのである。

測量したデータをデジタル加工して高精度な現況図を作成

 日数を短縮できるのは測量作業だけではない。測量したデジタルデータを編集してCADに取り込むことによって、現況図を作成するまでの日数も短縮される。
  加藤産業の場合、従来は測量に約5日かかっていたが、デジカメ測量に切り替えるとその日数は3.5日短縮され1.5日で終了する。当然そのコストも削減された。
  デジタル測量の付加価値はそれだけではない。採掘計画を立案する際も、現状の写真を確認しながら進めることができる。さらに、現況写真と同じ角度から見たシミュレーション図を作成すれば、役所向け・住民向けの説明資料としても使用でき、説得力がグンと向上する。

更なる進化が期待されるデジカメ測量の今後

 デジカメ測量で入手した精密な現況地形のデータは、採掘計画の立案に活かされるだけではない。採掘現場での作業指示・進捗状況管理の精度も上がってくる。
  デジカメ測量による精緻な現況データは、将来的に無人化施工を実現させるといわれている。建機本体に据え付けたカメラから送られてくる映像と計画図を照合することで、人が現場を見に行かなくても、現況との誤差を微調整しながら計画通りの採掘を行う。この工法が採掘作業の効率化やオペレータ労働環境の改善にどれほどの効果をもたらすかは、容易にご想像いただけるだろう。

デジタル技術の活用は経営改善の必須課題。 先行者のメリットを最大限に活かして生きたい。
 デジカメ測量を始めて知ったとき、「これは採石業を大きく変える技術だ」と感動しました。まだ一般に普及していない技術ですから、早期導入のリスクも考えましたが、それよりも可能性のほうがはるかに大きい。  採石業界は今、好調とは言えません。しかし、だからこそ新しい技術とそのチャンスを見極め、良いと思ったら他社より早くそれを自社の中に取り込むことが必要なのではないでしょうか。わが社では今後もデジカメ測量で得たデータの活用範囲を広げ、付加価値を高めていくつもりです。
このページのトップへ

BACK NEXT

Copyright (C) 2005 Komatsu Ltd. All rights reserved. ご利用上の注意 | お問い合わせ | サイトマップ
HOME