KOMATSU
経営・技術イノベーションコマツ・ソリューション鉱山採石テクノロジ業界情報インフォメーション耳寄りリンク集

HOME > コマツソリューション > 特集:環境対応型建機
コマツ・ソリューション
導入事例

Vol.2 省燃費運転のすすめ 油圧ショベル編
省燃費運転研修コースのご案内はこちら
建設機械にとっての省燃費って?
コマツでは、2001年秋より油圧ショベル・ホイールローダ・ダンプトラックの省燃費運転法を順次整備し、省燃費研修を実施してきました。主に土木工事を想定したものではありますが、鉱山採石業界でも充分応用が可能です。
さて、まずは建設機械の場合の省燃費について考えてみましょう。
当たり前のことですが、仕事量が多くなれば燃料も多く消費します。単純に燃料を減らすのであれば、仕事量を減らしたりエンジン出力を小さくすれば良い、ということになってしまいます。これでは非現実的ですね。
ですから建設機械の場合は、同じ仕事量をいかに少ない燃料でこなすか(単位燃料消費量あたりの仕事量)、つまり燃料生産性を良くすること=省燃費運転と考えることができます。
燃料生産性を向上させるためには、下記の両方が必要です。
(1)エンジン・パワーライン・車両重量など、機械自体の燃料に関する部分の改善を行うこと
(2)作業方法や運転方法を改善すること
今回この記事では、(2)「作業方法や運転方法の改善について説明いたします。
不要なアイドリング運転の防止
エンジン始動直後と停止直前の5分間はアイドリングが必要ですが、長時間のアイドリングは燃料の浪費を招きます。
右図のように、油圧ショベルはアイドリング時にもオイルを循環させています。PC200クラスの油圧ショベルの場合では、アイドリングにより1時間当たり0.8リットルの燃料を消費します。
これを具体的に試算してみましょう。1日1時間のアイドリング運転を月25日間×12ケ月行ったと想定して計算すると、浪費する燃料は240リットルドラム缶約1本分に相当します。
オートデセル()アイドリング運転では消費量はさらに増え、1時間の消費量は約3.3リットルまで上昇します。
こまめにエンジンを切り、アイドリング時間を短縮すること。これが省燃費運転の最初の一歩です。
※オートデセル:コマツの油圧ショベルに装備されている機能で、操作レバーが中立の際にエンジン回転を自動的に中速まで下げる装置
油圧リリーフの防止
掘削時の負荷が大きすぎる場合、操作レバーを引き続けても作業機は動かず「油圧リリーフ()」という状態になります。油圧リリーフ時は、積込作業時に比べ燃料消費量が大きく、1時間当たり約25〜28リットルも消費してしまいします。
もしも、油圧リリーフ状態を1日1時間減少させると、年間では約8400リットルの節約になります。
作業の負荷が大きいときには無理に操作を続けず、負荷を減少させる工夫をすることが大切です。

油圧リリーフ:油圧回路の上限以上に油圧が上昇したとき、圧力調整弁が開いて油が作動油タンクに戻る状態。
無理な作業の続行による故障を防止するための機構です。
掘削積込作業時の工夫
エンジンパーシャル運転
  同じ掘削積込作業を行った場合でも、エンジン回転数を下げたほうが燃料消費量は少なくなります。
例えば、90度旋回で10tダンプを下盤において積み込み作業を行う場合、PC200ではエンジン回転を10%下げると燃料消費は約12%少なるという実験データもあります。
作業に余裕がある場合は、ぜひEモード(エコモード)()をご使用ください。

Eモード(エコモード):コマツの油圧ショベルPC200クラスに装備されている機能で、燃料効率が良い領域でエンジンを使用するモード。燃費を重視した掘削・積込作業を行いたいときや周囲騒音を低くしたい現場に適しています。
旋回角度
  ダンプへの積込の際に、旋回角度を小さくすればサイクルタイムが短縮でき、時間あたり作業量の増加と燃費効率の向上を図ることができます。
地形や現場状況などの制約もあると思いますが、できるだけ積込機に近い位置にダンプをつけるように注意しましょう。
走行
  走行速度はエンジンの回転数と比例し、エンジン回転が上がれば燃料消費量が増加します。
ですからエンジン回転を下げて運転すると、燃料消費量を抑えることができます。例えばPC200の場合、エンジン回転数を10%下げると車速が19%ダウンしますが、燃費は25%も削減できます。PC200は、走行速度の3段切り替えがかのうですので、平坦地では高速度段で低回転運転をするとさらに燃費効率が向上します。
  ここでご紹介しているのは省燃費運転の一例です。その他の運転テクニック、詳細な操作方法や効果測定数値については、コマツテクノセンタ「省燃費運転研修コース」でご案内しております。
  次回は7月22日、テーマは「省燃費運転のすすめ ホイールローダ編」を予定しております。
 
このページのトップへ

BACK NEXT

Copyright (C) 2005 Komatsu Ltd. All rights reserved. ご利用上の注意 | お問い合わせ | サイトマップ
HOME