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コマツ・ソリューション
導入事例

Vol.3 省燃費運転のすすめ ホイールローダ編
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はじめに(この記事でご説明する「省燃費」とは)
Vol.2「油圧ショベル編」と同様、ホイールローダの場合でも燃料生産性を向上させるためには
(1)エンジン・パワーライン・車両重量など、機械自体の燃料に関する部分の改善を行うこと
(2)作業方法や運転方法を改善すること
の両方が必要ですが、ここでは(2)「作業方法や運転方法の改善」について説明いたします。
不要なアイドリング運転の防止
エンジン始動直後と停止直前の5分間はアイドリングが必要ですが、長時間のアイドリングは燃料の浪費を招きます。
WA380(バケット容量3.4m3)の場合で試算してみると、ローアイドリング時には1時間当たり4リットルもの燃料を消費しています。待機や休憩時間中はこまめにエンジンを切ることが、省燃費運転の最初の一歩になります。
油圧リリーフの防止
積込時の負荷が大きすぎる場合、操作レバーを引き続けても作業機は動かず「トルコンストール()」という状態になり、油圧はリリーフしています。
WA380の場合、Vシェープによる積込時の燃料消費量は時間当たり約25〜28リットル程度です。しかし、トルコンストールによる油圧リリーフ時は約40〜43リットルにまで跳ね上がります。
もしも、油圧リリーフ状態を1日30分減少させると、年間では約6,450リットルの節約になります。作業の負荷が大きいときには無理に操作を続けず、負荷を減少させる工夫をしてみましょう。
トルコンストール:トルコン車が前進しようする際、何らかの外力により車両は止まっているが、エンジンは回転し続けている状態。
積込作業時の工夫
前後進距離の取りかた
  積込作業を行う際によく行うのがVシェープと呼ばれる配置での運転ですこの際の前後進距離の取り方によっても燃料消費量には大きな差が出ます。
Vシェープの角度が30度の場合、前後進の距離は車両全長よりやや短めに設定すると燃料消費量を抑制することができます。
WA380の場合、前後進距離を車両全長の80%に設定すると、時間当たりの作業量は17%アップし、さらに燃費効率(同じ燃料でどれだけ多くの仕事をするか)も16%アップするという実験結果が出ています。
現場の状況にもよりますが、これからは前後進距離を気にしながら積込を行ってみてはいかがでしょうか?
エンジン回転数
  積込作業などでは、エンジン出力をなるべく抑えることによって燃費効率は向上します。
コマツのホイールローダ GALEOシリーズはエンジン出力切替機能が標準装備されており、ノーマルモード/パワーモード()が選択できます。
ノーマルモードをお使いいただくとエンジン出力が調整されます。WA380の場合、パワーモードに比べて燃料消費量は13%減少、燃費効率は14%向上します。
特にパワーを必要とするとき以外は、ノーマルモードで作業を行うことをおすすめいたします。
 
ノーマルモード:Nモード・エコノミーモードとも呼んでいます。製品積込、砂利・砕石などの積込、ホッパ投入、積荷での平坦路運転などの一般的な作業をはじめ、比較的軽い負荷の作業にも適しています。優れたパーシャル性能により、生産性と燃費効率の向上を実現します。
パワーモード:Pモードとも言います。車両の持つパワーを最大限に活かし、作業量を最大にすることを目的とした設定になっています。積荷での登坂でスピーディな移動が求められる場合、燃費よりもパワーを優先させる場合などに適しています。
ロードアンドキャリー
  荷を積んでから降ろすまでの距離が長く、荷を積んだまま走行する「ロードアンドキャリー」を行う場合は、走行スピードが燃費に影響してきます。
WA380を例にとって説明します。最高車速21km/hとすこし抑え目の17km/hで走行した場合を比較すると、17km/hでは時間当たり燃料消費量は210%減少し、燃費効率は16%向上しています。
ロードアンドキャリーが多い現場では、必要以上に車速を上げず、最適速度で運搬するよう注意してみてください。
  ここでご紹介しているのは省燃費運転の一例です。その他の運転テクニック、詳細な操作方法や効果測定数値については、コマツテクノセンタ「省燃費運転研修コース」でご案内しております。
  次回は8月12日、テーマは「省燃費運転のすすめ ダンプトラック編」を予定しております。
 
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