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M&M研究会[九州地区]
M&M研究会HP

M&M研究会「九州地区」のご紹介
砕石業界の明日を担う「M&M研究会」(日本砕石協会九州地方本部)をご紹介します
本原稿は、「骨材資源」No.157 (平成20年6月号)に掲載されたものです。
砕石業界の小さな活動から明日への飛躍を目指して
〜マーケットアンドマネジメント研究会の活動から〜
 (社)日本砕石協会九州地方本部
                 事務局長 光内 清
(マーケットアンドマネジメント研究会相談役)
はじめに

骨材資源工学会機関誌への投稿の依頼があった。
年度末でもあり、福岡県支部との合併・福岡砕石組合事務の負荷・MM研事務・個人的な業務等があり、猫の手も借りたい状況下にあったことから、お断りしたいところであったが、承諾した。しかし、今は後悔しきりである。

話は、随分昔に遡るが、平成5年から6年まで九州通商産業局(現九州経済産業局)の資源部長の時代に、砕石工場をはじめて視察したことがある。宮崎にある「矢野産業(株)日向工場」であった。採石業界と係わりを持った最初であったと思う。整然とベンチカットされた現場を見ていたく感激したことを思い出す。また、矢野産業(株)では何十年後に訪れるであろう跡地対策として、運動場・公園・遊歩道等夢多いパースが玄関入り口に掛けられていた。その当時の社長の矢野久也会長(日本砕石協会九州地方本部長)から、『従業員とその家族が矢野産業に勤めていることを誇りに思う様な会社創りを目指している。』との話を伺ったことを思い出す。
その当時、局の採石担当官から業界ビジョンを作成の話を聞き及んでいたので、早速「矢野産業(株)日向工場」をモデルとして実現可能な業界ビジョンを作成すべきと指示した。このことは、セメント新聞社発行 アグリゲトの「こつざい交差点」にも載せて頂いた。
矢野産業(株)をベースに実現可能な「九州採石業ビジョン」を作成した。全国各局でもそれぞれのビジョンを作成していたと思うが、九州局のは非常に良いものが出来たのではないかと密かに思っている。それを受け、局は日本砕石協会九州地方本部と共催で「砕石セミナIN九州」を数年間開催し、その後、業界後継者育成事業としての「九州砕青会」を平成8年9月に立ち上げた。
その際、九州各県も競って「○○県砕青会」を立ち上げた。活動内容は、各県とも親睦会あり、視察会あり、本格的な勉強会あり、数回開催したのち、自然消滅ありとそれぞれが独自な活動をしていた。

MM研の設立とその理念

九州では、福岡・長崎・鹿児島の各県砕青会は活発な活動を続けていた。平成15年5月福岡の砕青会は会員50才定年制の年齢制限があることから、定年の枠を超えて、志のある者を中心に、より飛躍した活動を求め、勉強会を立ち上げようとの話がまとまり、更に、広域的な活動を目指して長崎県砕青会会員を糾合した「マーケットアンドマネジメント研究会」(略称「MM研」という。以下同じ)を設立した。
MM研設立に当たっての基本コンセプトは、『会員はもちろん、従業員・お付き合いいただいている関係者総ての方々が“ともに幸せになろう!”会員相互の経営マインドを高める努力を重ねるための自己研鑽を諮ると共に、社会の変化をいち早く掴むため内外から識者を招き、多くの知識を吸収し、“明日の経営に役立てよう!”』と言ったものである。

2か月に1回の例会開催であるが、回を重ねるごとに会員(会員を2つに分け、A会員=砕石業者、B会員=建機メーカ−等とした。)が増えつつある。
遊び心での加入はなかなか許して貰えないところがある。会員の方々の話を総合すると、この会には緊張感がある。初め遊び半分で加入した会員も、回を重ねるごとに次回はどんな話題があるのか?興味を持って参加している。と言う。良い勉強になっている。との声も聞く。
小生も当初は、全く門外漢なため、話の内容が解らず長時間の話について行けず、睡魔に襲われ、ついつい白河夜船となっていると、突然会長から発言を求められ、しどろもどろの答えをしたこともある。

当MM研会長の大坪隆治氏(大坪砕石(株)代表取締役専務)は、知識欲旺盛な人である。何事にも興味を示し前向きに対応する。各種の交流会にも良く出席する。
大坪会長の人物像を語る事例を本人には無断でしかも独断で1〜2紹介しよう。その1つは、今から15〜6年前、産廃業に関心を示す業界関係者は、非常にわずかであった。「何でゴミまで扱うのだろうか?」と揶揄されたという。 九州ではいち早く産廃業界に参入した。今では押しも押されもせぬ企業となっている。(大坪会長は(社)福岡県産業廃棄物協会の理事を務めている。)産廃業界の方々は何事も意欲的であり、お会いすることに喜びを感じるとも言っている。
その2は、各種の勉強会によく出席する。会長の総てを知る由もないが、小生が知っている限りでも、二金会・エコ塾・5:01・二月会等である。これらの勉強会は異業種の交流である。そこでいろいろの方々との出会いを作っている。また、海外にもよく行く。中国・韓国の産廃業者との接触・ベトナム企業視察、ごく最近では、九州経済産業局・ジェトロ・K-RIP主催の『九州・大連環境ビジネスミッション』にも参加した。大連の環境企業との商談会にも参加した。成果の程は…
本業もさることながら、異業種の方々をはじめ、海外企業との交流によって、本業の経営に貢献することが多いという。

MM研の活動

その1「第1期活動」
MM研設立当初は、会員各社のコミュニケーションを図る意味から、会員各社が相互の意思疎通・状況把握のため、会員のプレゼンテーションから始めた。
2年目からは、新商品開発のための会員間での討論を始めとして、元産業技術総合研究所九州センターで長年「石」を研究してきた木村邦夫博士に石粉を使っての新商品開発の可能性について話して頂いた。いろいろの商品作りは可能であるが、採算の取れる商品作りを研究しているところである。特に、有明海のヘドロを魚介類の生育に適した土壌改良が出来ないか?についての研究に取り組んで頂いている。有明海には貴重な生物が多く、かつて「宝の海」と言われていたこの海を再度蘇らせることが出来るのか?期待するところである。木村先生は、その後、われわれMM研の技術顧問としてご指導を受けている。また、大坪会長は会社に「商品試験室」を設けたが、その責任者としてもご活躍頂いている。

その2「鹿児島砕青会」
話は横道に逸れるが、鹿児島県砕青会は、今も独自の活動をしている。鹿児島県は、何時の時代からか定かでないが、先輩が若者の面倒を見る「郷中教育」と言った伝統がある。
昨年、鹿児島砕青会で「業界を取り巻く諸問題について」お話しをしたことがある。40名近い会員が集まって下さったが、かつて会員であった副会長・専務クラスが良き相談相手となって、社会規範的なことを含めて指導している。若い経営者は、従順に教えを受けている。日本古来の良き伝統を守り、規律正しく行動している。今でも鹿児島県には、良き日本の伝統が息づいていると感じた。この中からもMM研会員として参加頂いている。何ごとにも怖れず堂々と意見を述べる。目上の人の話を良く聞き、実行する。
我々業界の若手経営者は、鹿児島県のみが優れている訳ではない。MM研参加会員の中には、他の業界で武者修行をして、我々の業界に帰参した若武者が多い。何事にも堂々と振る舞っている。自信を持っている。これらのMM研会員が、業界のリーダとなるには、少々時間が掛かることはやむを得ないが、この中から、第2、第3の大坪会長が現れることは必定であろう。厳しい業界にあって、これら若手経営者が、業界の救世主としてご活躍頂けるものと確信している。
将来が非常に楽しみである。

その3「第3期活動」
3年目に入ると、より具体的な新商品作りの模索を始めたが、グローバルな視点での勉強会に重点を置くこととした。特に、国側の施策の推進に当たっての具体的な対応策を聞き出すことに務めた。なかでも、経済産業省の推進している「産官学連携方策」の具体的事例を始め、国土交通省の「ユニットプライス方式」「品質確保法の運用」についての勉強を試みた。これらの話が後に繋がる「砕石戦略セミナ」への流れとなっている。
この年の第16回例会で「砕石戦略セミナ」の開催を決めた。未だかつてない企画に会員の一部から企画そのものに対し危ぶむ意見もあったが、大坪会長の「力を合わせて進めば開かれる。」と会員を鼓舞し、一つ一つの責任者を決め、例会の度に運営委員会を開催するなど一年掛けての手作りセミナを立ち上げた。

その4「3年間の集大成を・・」
3年間の集大成を図る年と決めた大坪会長は、セミナの題名を「砕石戦略セミナ」と命名し、そのサブタイトを〜これでいいのか砕石業〜とした。景気低迷の中、旧態依然とした経営内容であれば、いずれ業界自体が混迷することは、火を見るより明らかなことである。我が国経済は、何処に行こうとしているのか?今後の九州経済を発展させるためには、どの様な産業構造であるべきか?そのために、国としてどの様な指針を示しているのか?を「九州新経済成長戦略」として、九州経済産業局産業部長に話して頂いた。参考になる話であった。
国土交通省の企画部長からは「公共工事の品質確保法」が施行されれば、砕石業はどの様になるのであろうか?品確法の制定の背景とその運用について話して頂いた。高品質化の方向に流れが進んでいる中にあって、我々業界は、何を考え行動すべきなのか?
例えば、九州域内の業者数は165事業所(平成19年度末)あるがJIS取得事業所は、17事業所のみである。国交省は公共工事対応としての品質確保には「JISを基本とる。」と言っているに拘わらず、このような状況にある。新JIS取得事業所に至っては管内、3事業所と聞いている。世の中が大きく変わろうとしている現在このような状況で良いのであろうか?関東・関西では、新JIS移行に凌ぎを削っているという。九州との状況の違いがあるとは言え、石灰石・溶融スラグ・再生骨材等の業界が新JISを取得している中にあって、本当に生き残れるのか?ユーザーの期待に応えることが出来るのか?ただ作っては売ると言ったことで本当にこの業界は、未来永劫にわたり、事業として継続することが出来ると考えているのか?
MM研会員は、3年間の勉強でそのあたりの“風”を肌で感じていることであろう。グローバルな視点での経営感覚を肌で感じるまでになってきたと考える。ただ、それを自社の経営にどの様に生かし得るのかが、今後の課題ではないだろうか?
平成18年1月の例会から、セミナに向けてのプレゼンテーションのリハーサルを開始した。プレゼンの内容はもち論、その時間までも管理する徹底したものであった。
総てが手探り状態のなかで、会員一人一人の叡智を出してのセミナ作りであった。パンフレットのデザイン・女性司会者の選定、写真・照明・録音録画・会場整理等の割り当て、人集め等、一つ一つの責任者を決め、それを検証して開催にこぎつけた。

その5「砕石戦略セミナ」の開催
平成18年10月27日マーケットアンドマネジメント研究会記念事業「砕石戦略セミナ」〜これでいいのか砕石業〜を開催した。
300名を超える来場者で立錐の余地がない程、参加者が詰めかけた。
スムーズに行事は、進んだ。
九州経済産業局・九州地方整備局・福岡県等の行政からも40名を超える方々が参加した。もち論、業界関係者も多数参加して頂いた。関東・関西・広島から若手経営者がはせ参じて下さった。本当に有り難いことである。
矢野本部長・大坪会長の挨拶に始まり、来賓として、九州経済産業局廣田資源エネルギー環境部長から挨拶を頂いた。
余分なことだが、運営経費の一部を「福岡県盲導犬協会」に寄附させて頂いた。
MM研の活動を「MM研のあゆみ」として報告した後経済産業省九州経済産業局佐伯産業部長の記念講演としてグローバルな視点での「九州新経済成長戦略」〜成長戦略をどう捉えるのか〜があった。
また、このようなことは余り考えられないことだと思うが、B会員プレゼンテーションとして、建機メーカー3社(コマツ・日立建機・九州キャタピラー三菱)の共同発表「建機業界の展望と課題」〜排ガスにみる環境省のオフロード法と国交省の第3次規制〜と〜移動式建機のこれからの展望と課題〜が発表された。3社がここまで纏まって発表出来たことに感謝するが、これも3年間 の勉強会の成果であったと考える。
続いて、午後にA会員のプレゼンテーションが、3件あった。
(1)元産業技術総合研究所九州センターの木村邦夫博士から大坪砕石(株)との共同研究発表「新商品の開発を手掛けて」〜石粉の固化技術など〜の話があった。各種の製品化(例えば、煉瓦・ブロック・瓦・陶磁器・有明海に散布する多孔質の軽石等)は可能であるが、原料である石粉そのものの品質分析と、一定量の石粉の確保の有無・稼働可能なコンパクト機器の開発等が、今後の研究課題でもある。
(2)(株)ガイアテックの東信昭取締役・製造部長からは、「砕石業の高品質化を求めて」〜当社の砕砂の高品質化〜について話されたが、サンドガリバーの導入により、高品質な砕砂の製造が可能とのこと。あとで触れるが、平成19年11月13日の「MM研例会IN鹿児島」でその施設を会員共々視察した。
(3)大坪石材(株)=佐賀県の大坪敬幸常務取締役から「新規事業の立ち上げを終えて」〜骨材の品質向上に係る事例をふくめて〜について話された。Fe石灰製品と同等の「HC複合路床材」を開発し、国交省・佐賀県の河川工事及び九州農政局有明干拓事業での使用実績の報告がなされた。
このことについては、我々MM研のメンバーでも各種の路床材を開発していることもあり、個別の呼称での販路開拓でなく、九州全体で「総合路床材」の呼称のもとに、販売拡大策を検討する。そのための方策をどの様に行うか?を考えているところである。
最後に、国土交通省九州地方整備局芦田企画部長から、「公共工事品質確保法の運用について」〜骨材の品質向上に係わる事例を含めて〜の講演を頂いた。社会的に大きな影響を及ぼす公共工事の品質不良について、その背景と山陽新幹線での福岡トンネル事故・北九州トンネル事故のほか、あの有名になった和歌山県内を走っている国道24号橋本道路垂井高架橋の損傷対策等の各事例を上げながらの話であった。芦田企画部長が言いたい事は、我々骨材供給側に対して、高品質製品作りが如何に必要であるのか?それをユーザー側としての国が求めているかを痛感させられた次第である。
以上が「砕石戦略セミナ」の概要であるが、会員全員の手作りで、しかも初めての試みにしては、自画自賛ながら非常にスマートに出来たと思っている。

その6「次に向かってのあゆみ・・」
大イベントが終わり、会員がホットしているところに、大坪会長は、次なる企画を考えていた。
その一つが、次年度(19年度)に向かって、会員間でのコア活動を企画したいというものであった。会員個々の資質向上のための実践活動の場としての「DO-TANK(ドウ タンク)」機能作りをしたいと言う。いわゆる「シンクタンク」機能では、絵に描いた餅になりがちである。各会員は、行動と実践をする。と言うのである。そのために、5部会を立ち上げたい。(1)ホームページ部会 (2)HC路床材部会 (3)セミナ部会 (4)砕砂部会 (5)陳情・請願部会である。
(1)は、会員間はもち論、多くの人々にMM研の内容及び会員相互の交流を促進させるためのもの。
(2)は、会員間で新商品作りをしているが、これらを取り纏め販路の拡大に資する方策の検討。
(3)は、「砕石戦略セミナU」の立ち上げのための勉強会。
(4)は、砂の需給ギャップを補うための、砕砂作りの可能性及び高品質化の検討。
(5)は、会員はもち論、業界の関係先に対する陳情等を行うためのマニュアル作り、である。

それぞれの部会長に指名された会員は、まさにてんやわんやの忙しさとなる。
各部会長は、早速、会員等に対してのアンケートの実施・取り纏め、ニーズの把握等の作業を開始した。

次年度に向かっての2つ目の活動として、九州管内各県を巡り、「地元の若手経営者との交流の場創り」であった。
我々業界は、地域性が高い。全国はもち論、九州各県においても、また、各県内においても、業界そのものの活動、例えば、製品の品質、販路、製品価格、他の業界との競合関係等についての地域特性が大きい。そのようなことから、地域、地域での課題・問題意識がそれぞれ異なっている。各地域の若手経営者と交流することにより、それぞれが抱えている課題等を話し合い、相互に理解を得ることの意義を考えての交流会である。

その7「地域交流会の活動」
平成19年度は、この地域交流会(例会)を長崎・鹿児島で開催した。
平成19年5月14日地方開催の第1弾として、長崎市内の「四海楼」で「MM研例会IN長崎」を開催した。
A会員・B会員からの発表は、恒例のものである。特別講演としてMM研技術顧問の木村先生から「自然循環型社会の構築を目指して」の話があった。
地方開催の良さは、MM研会員以外の参加を得ての交流を図ることである。長崎県支部の西畑副支部長・山田事務局長を始め、多くの若手経営者が参加した。例会終了後のノミニケーションは、大いに賑わった。あっちこっちのテーブルで、終わることのない懇談は、騒然とした雰囲気を醸していた。このことにより、新規会員が増えた。
次の日、あの有名な諫早湾干拓事業を視察した。昭和61年に事業着手後20数年に及ぶ膨大な農業用地が完成した。いろいろの批判はあったものの、我々業界にとっては、今世紀最大の事業であった。MM研前副会長の張本洋二氏((有)張本砕石代表取締役)によると、捨て石は別にして、長崎県内の砕石業界が本事業に投入した土砂を含めた砕石量は約245万m3に及んだという。素人が聞いて解るために10tダンプカーで換算すると、どうなるかを張本氏に聞いたところ445千台を運んだという。張本氏を始め多くの業界関係者は、本事業に係った事を誇りに思うと同時に、それ相当の利益があったことであろう。
農水省九州農政局のホームページを覗いてみと「諫早湾干拓事業の概要」がある。造成面積は約942haは(農用地等面積:約816ha)、調整池面積:約2,600ha、事業費2,533億円とのこと。
「諫早湾干拓事業計画平面図」を見て頂きたい。その概要が伺えると思う。
先にも述べたが、本干拓事業については、いろいろの批判があったことは聞き及んでいるが、特に、誰も買い手が無いのではないか?無用の農地だ!との批判があったと思うが、これも聞くところによると、既に完売したという。
我が国の食糧自給率が40%を切ったと言われている。自給率の向上は、我が国にとっても喫緊の課題となっている中、また、中国からの「中国餃子中毒騒動」に端を発した食の安全安心問題が社会的話題をとなった昨今、農業への関心が高まり、企業進出が可能となったことによる大規模農業を模索する建設業界を始めとする異業種からの進出が、このような結果をもたらしたものと思う。
時代背景がこのような結果をもたらし、関係者は安堵の思いであろう。米作に頼らない高度で生産性の高い農業の一大試験場が出来ることとなる。成功を願っているのは小生のみでないと思う。また、この干拓事業に係わった砕石業界の皆さんも後輩に誇れる事業を成し遂げた思いを噛みしめていることであろう。
余談だが、張本氏は、先に述べた「砕石戦略セミナ」を立ち上げた中心人物であり、「第2の大坪」と見ている会員は多い。

平成19年11月13日に地方開催第2弾として、「MM研例会IN鹿児島」を開催した。
開催に際して、地元の横山芳弘氏(横山砕石(有)専務取締役)が中心となって実行委員会を立ち上げ総てを仕切って頂いた。MM研会員の中でも若い部類に属する横山氏である。私は誰憚ることなく、「北の松本」=北九州市の寿砿業(株)代表取締役松本卓志氏、「南の横山」と言って、将来を嘱望している2人である。
鹿児島随一の「城山観光ホテル」で開催した。日砕協九州本部長矢野氏も参加頂いた。
特別講演として、経済産業省九州経済産業局岡博士企画課長から「地域の自立的発展に向けた農商工連携について」ご講演を頂いた。我々業界の跡地対策として農業進出を考えることも選択肢の一つであろう。その勉強である。多くの事例を踏まえての講演後に交流会まで話が弾んだ。関心の大きさに少々戸惑った次第である。
A会員からは、翌日企業視察する(株)ガイアテックからの「会社紹介」、続いてB会員からは新キャタピラー三菱(株)のグループマネージャー坂井忠治氏から「砕石業におけるADダンプトラック活用事例」の報告あった。
翌日は、(株)ガイアテック高城工場を視察した。サンドガリバー導入により、良質な砕砂を作っている。素人の私でも、手触りが柔らかい良質な製品であることが解る。鹿児島県内で積極的に事業展開し、研究開発にも熱心に取り組んでいる企業である。九州はもち論、全国から視察が、後を絶たないという。工場の近くに(株)九州電力川内原子力発電所がある。1号機・2号機建設にガイアテックは係わってきた。近い将来、3号機の建設に着手する。ガイアテックの関わりはますます深まることとなるのではないか?
九州電力川内原発を視察した。通常の視察は、展示館のみだが、3号機建設現場までご案内して頂いた。九電の古城次長に感謝である。

平成20年度の地方開催第3弾として、「MM研例会・総会IN宮崎」を4月17〜18日開催する。
小生にとっては、砕石業界に係わることとなった矢野産業(株)を視察することを楽しみにしているところである。

その8「砕石戦略セミナU」の開催予告
平成20年10月24日(金)「砕石戦略セミナU」〜砕石業界への提案〜を福岡市のホテルニューオータニ博多で開催する。開催のための「セミナ開催部会(張本部会長)」は既に活動を始めている。前回のセミナを成功に導いた時の中心人物である。
サブタイトルにあるように、我々砕石業界に対して、各界の方々から、それぞれの立場から様々なご提案を頂くことが今回セミナのポイントである。B会員12社から、どの様なご提案が頂けることとなるのか? 実は既に各社のリハーサルは開始している。今後、例会時には数社ごとにリハーサルを行い、会員から容赦のない批評を受け、10月24日に臨むこととなる。12社はそれぞれどの様な秘策を練っているのか?1社10分間のプレゼンでセミナ会場の皆様が興味を示す提案が出来るであろうか?隣の会場でB会員が提案する製品・カタログ等を展示する展示会場を設けることとしている。多くの方々を展示会場に呼び込むことが出来るか?その営業手腕が試されることとなる。それは会員各社のプレゼンテーションの如何に係っている。
また、ここ1年かけてそれぞれの部会活動をしてきたが、その成果発表会も考えている。ホームページ部会・HC路床材部会・セミナ部会・陳情請願部会・砕砂部会の5部会からそれぞれの報告を受けることとなる。特に「砕砂部会」(松本部会長)の報告に期待しているところである。全九生コン青年部と合同で石灰石・乾式及び湿式砕砂の試験練りを実施したが、その成果も併せて報告する。生コン側からの提案を頂く。我々にとって耳の痛い話を頂くことにしている。平成20年1月29日、生コン福岡青年部との合同研修会を開催したが、その際も、高品質化のためには、新JIS取得が前提となるが、砕石業界は新JISを取得しているのか?との話がなされた。(小生から、会員165社中17社のみであること。また、現時点での新JIS取得事業所は、3社のみであることを話したが、生コン側諸兄は少々驚かれていた。)また、生コン業界もそれぞれの地域・地域で石灰石・再生材・砕砂等の配合ノウハウが異なるものであり、地域ごとに話し合いを進めることが肝要。との話がなされた。
セミナでの生コン側からの提案は、我々に対して本音をぶちまけて頂くことを期待する。
楽しく有意義な「砕石戦略セミナU」〜砕石業界への提案〜が出来ればと思っている。
多くの関係者の参加を期待しているところでもある。

最後に・・

大坪会長は、このセミナ修了後のMM研の方向性について、雑談ではあったが以下のような話があった。
現在の部会活動で、砕砂部会・陳情請願部会・HC路床材部会は存続、地方開催も続ける、とのこと。ところが新たに、省エネルギー部会・環境部会・食糧部会を設けたいと言う。まじめな話である。
他の若手の会との交流会とか、異業種交流会とか、海外研修会とかの話は出てこない。
まだまだ飛躍のための地道な努力を続けるのであろう!
このような小さな活動を積み重ねることにより、新たな砕石業界として生まれ変わり、会員一人ひとりが力を付け、大きく飛躍することが出来れば、小生にとって望外の喜びである。

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